広島の散歩道 - 御幸橋
今日は朝から土砂降りの雨と雷で目が覚めました。
午後になってやっと雨が上がったので、
仕事を中断して、散歩がてら少し大きめの本屋さんへ。
途中に京橋川があり、御幸橋という橋を渡ります。
そこの石碑の前で、しばし足が止まりました。
短い文章の中に、長い長い歴史を感じます。
「御幸橋は 明治18年(1885) 木橋として架けられた
昭和6年(1931) 近代的な橋に架け替えられ
今日まで市の中心部と宇品地区を結ぶ交通の動脈として
大きな役割を果たしてきた
日清戦争以来第二次世界大戦終了まで
多くの兵士らがこの橋を渡り
宇品港から戦地へ赴き異国の地に眠った
また 昭和20年(1945)8月6日
世界最初の原子爆弾が投下されたとき
この橋を渡って避難した市民も多い
広島の歴史を見守ってきたこの橋の2度目の架け替えが終った
新しい橋の完成と被爆45周年を迎えるにあたり
失われたものへの鎮魂と
平和 そして輝く明日への希望を込め
この碑をここに設置する
平成2年(1990)7月」
隣には英語版の石碑。
"The original wooden Miyuki Bridge was built in 1885. It was replaced by a modern bridge in 1931 and continued to serve as a major traffic artery connecting the center of the city with the Ujina district.
From the Sino-Japanese War until the end of World War II , many soldiers crossed this bridge as they went off to war from Ujina Port, many of them to die in foreign lands.
When the first atomic bomb in human history was dropped on the center of Hiroshima on August 6, 1945, many citizens fled across this bridge to take refuge.
This bridge has witnessed the history of Hiroshima for many years. The present bridge was rebuilt this year. The year 1990 marks the forty-fifth anniversary of the atomic bombing. In memory of the dead, and for eternal peace, and with the hope of a brilliant future, we have erected this monument.
July 1990"
御幸橋からの眺め。
お天気が悪くイマイチな写真ですが、
大きな川を眺めるといつも何となく落ち着きます。
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