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2011年11月の記事

2011/11/30

第21回JTF翻訳祭に行ってきました

個人としては去年初参加したJTF翻訳祭
今年は某メルマガの抽選に当たり無料でご招待いただきました(^^)v

会場に着いて朝イチから、
知財翻訳の講座をご一緒していた方々と意外な再会。
そして普段から交流のある同業の友人知人も続々と。
これだけでも、行って良かったなーと思ってしまう私です。

元勤務先だった会社が毎年出展していることもあり
去年は「翻訳プラザ」にいた時間が結構長かったのですが
今年はバタバタしていて全く立ち寄らずに終わってしまいました。
ちょっと心残りです。

ランチは久々にお会いした帽子屋さんを交え大人数でワイワイと。
(帽子屋さんの翻訳祭レポはこちら
おかげさまで、また新たな出会いがありました。

夜は10人前後で入れ替わり立ち替わり打ち上げ飲み会。
翻訳にかかわる立場や、分野なども全然違うメンバーで
あまり翻訳に関係ない話もたくさんしつつ楽しく〆ました。
広島や大阪からの方もいらっしゃって、
遠いはずなんだけど結構会ってるなーなんて思ったり(笑)
不思議な距離感です。

一年ぶりの翻訳祭。
一年ってあっという間だなーとしみじみ。
そして、たくさんの出会いと続いているご縁に感謝。

はっ、真面目な報告をしようと思いつつ、ついつい日記に。
「楽しい」「嬉しい」が原動力なもので。
雰囲気だけでも伝わればいいかなーと思います。
そして、「来年は行ってみようかな」と思う方がいらっしゃれば
嬉しいです(^-^)

セッションは、多数同時進行している中から
好きなものを聞きにいく形式です。(プログラム内容はこちら
去年は自分のフィールドである映像や特許の話を聞きましたが
今年は、なかなか聞けない分野の話を聞きたいなと思っていました。

私が聞いたのは以下。

******************************

○トラック6 セッション1
「新薬開発現場の担当者と翻訳会社経営者が語る、翻訳者の評価とは」(パネルディスカッション)

メディカルに限らず、どの分野にも通じる話も多く
クライアントと翻訳会社の本音バトルで面白かったです。
朝イチから熱いコマでした。
ちょっとどこまで書いていいのか分かりません(笑)

○トラック5 セッション2
「プロ翻訳者に聞く! 法律翻訳入門」

普段から仲良くしていただいてるキャシーさんの講演ということで
楽しみにしていました。
法律翻訳はまったく未知の世界でしたが、とても分かりやすくて
ところどころスライドに現れる大阪弁で笑いをとりつつ、あっという間。
今年から契約書の「不可抗力」の項目に
「放射能汚染」がよく出てくる、というお話も。なるほど…
音声入力で翻訳すると一日の作業時間が2時間ほど削れるなど
具体的なお話も興味津々でした。

○トラック1 セッション3
「品質に満足ですか~良い翻訳品質を腕組みせずに考える~」

こちらも、普段から交流のある齊藤氏の講演でした。
夜は飲み会でご一緒し、かなり緊張されていたそうですが
全然そんな風には見えず、質疑応答も盛り上がっていました。
顧客アンケートの分析の仕方や、
顧客からのクレームの具体例などとても興味深かったです。
ご本人のブログに他セッションも含めレポがあります。→こちら

○トラック3 セッション4
「メディカル翻訳者からみた、お付き合いしたい翻訳会社とは」

このコマは、特許も出版も気になってとても迷ったのですが
最近買った本の著者の方がスピーカーだったので
こちらを聞きにいきました。
コーディネーター向けとなっていましたが
翻訳者にとって有益な情報が盛りだくさんだったと思います。
眠気のピークだったはずが、すっかり目が覚めました。
「製薬企業は、薬で入る人と英語で入る人がいる。
どちらもできる人はすごく少ない。
両方満たすプロの作品が欲しいから翻訳会社に発注するわけで、
添削している暇はない。」
どの分野にも通じることだと思いますが、忘れられない一言です。

******************************


一部のセッションでは
詳しい実況をしてくださった方もいらっしゃいました。
こちらにまとめがありますので、興味があるかたはぜひ。
Togetter: JTF翻訳祭2011

だらだらと長くなってしまいましてすみません。
とても有意義で楽しい一日でした。
そしてお会いできた皆様にあらためて感謝です。

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2011/11/24

いわきの今 -少しずつ前進-

こちらも記録として。
下記の公募で、父の会社が選ばれました。

原子力機構、平成23年度「除染技術実証試験事業」公募結果を発表

300を超える応募の中から25の中に選ばれたそうで
嬉しそうに連絡がきました。

**************************************
(略)
今後の除染作業に活用し得る優れた技術を発掘し、除染効果、経済性、安全性等を確認する観点から実証試験を実施、その有効性を評価するため、平成23 年10 月3日~24日にかけて除染技術に関する公募を行い、その結果を発表した。
(略)
同事業により見出された技術を活用することにより、今後の除染作業をより一層効率的・効果的に推進することが期待できる。なお、除染技術実証事業の実施にあたっては、今後、各候補者と詳細な実施計画、内容等を確認のうえ、安全かつ効率的に進めていくという。
**************************************

身内としては漠然と心配な気持ちも否めません。
原発での作業に従事する方々のご家族をはじめとして、
そんな人たちも大勢いることでしょう。

今でも毎日のように、放射能に対する恐怖や怒りの声を目にします。
それは仕方のないことですが、じゃあどうすればいいのか。

現地ではこうして一歩一歩進んで行こうという動きがあることを
決して忘れてほしくないなと思います。


福島県浜通りでは今朝も震度4の揺れがありました。
なかなか落ち着きません。
先月帰ったときに、初めて少し写真を撮ってきました。


○まだ再開していない小名浜行き高速バスの停留所付近。

Photo


○実家前の側溝。地盤が傾いてしまったので、鉄棒で支えてます。
 塀にもヒビが入っているのが分かると思います。
 地面も割れ、屋根もブルーシートをかけたままです。
 あちこちでこういった光景が見られます。

Photo_2


道路もまだ凸凹が多く、運転には注意が必要です。
小名浜港付近の信号は10月にやっと復旧しました。

被害状況がもっとひどい所は山ほどあるため、
なかなか手が回らないだろうし、当分このままだろうと思います。


○ウクライナ製ガイガーカウンター。
 父はこれを持って県内のあちこちに出かけています。

Photo_3


帰省するたびに色々なことを感じますが、
前回は再開したアクアマリンふくしまにも行くことができました。
目を覆ってしまう状況だった小名浜港が、
穏やかな光景を見せてくれたのは嬉しかったです。
まだまだ、これからではありますが。

Photo_4


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近況報告&IJET-23プレイベントin 広島

また久々の近況報告になってしまいました。
ゆるゆると。
あまり書かないでいると両親から連絡が…(^^;;

最近は仕事の合間にあちこち顔を出していました。
新しい分野の勉強を始めてみたり、
福島に帰省したり、同業の友人たちと那須旅行に行ったり…
三年前、岡山の仕事でお世話になった方と再会したり
いわき出身の同窓会をやったり。

昨日は翻訳仲間の赤ちゃんに会ってきました♪
抱っこしたまま連れて帰りたいくらい可愛かった~。
出演:私の手。さあ、どちらでしょう(笑)
Hands

大先輩の翻訳者さんのブログです。
素敵な写真をありがとうございます。

記録しておきたいことばかりなのですが、なかなか追いつかず…。
ブログも整理しなければと思ってはいるのですが。
思うだけで、はや数年。


いろいろある中でも特に思い出深いのが広島に行ったことです。
勉強半分、旅半分でしたが、
今まで行った中で一番印象的で美しい町でした。

レポートを書かせていただいたので
興味のある方は覗いてみてください。
前回の大阪に続き、来年開催されるIJET-23のプレイベントです。
http://ijet.jat.org/news/participants_report_kat_translation_seminar_in_hiroshima

書ききれないこともたくさんありましたが、
いろいろな意味で忘れがたい旅となった広島行きでした。

翻訳セミナーの内容に興味がある方は、
運営委員の緒方亮さんが書かれたこちらの詳細なレポートをぜひ。
http://ijet.jat.org/news/report_kat_translation_seminar_in_hiroshima/

今後もまだ関西や四国、九州でも
プレイベントが開催されるようです。
気軽に覗いてみて、雰囲気を知るのも楽しいかと思います。
勉強中の方などもいらしてましたよ。


震災後、ボランティア翻訳に関わったりする中で
仕事に関してもいろいろと考えるところがありました。
様々な出会いのおかげもあると思いますが。
少しずつ行動に移しつつ、成長したいと思う毎日です。

映画などはなかなか観る気分になれなかったのですが
最近、ちょっとずつ復活しています。
「わたしを離さないで」は印象深い作品だったな。

iPhoneより更新してますが、うまくいきますように。

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