「ポンヌフの恋人」
今さらですが、「ポンヌフの恋人」を鑑賞。
一言で説明するなら、ホームレスの男女の恋愛物語。
いかにもフランス映画だなぁ、という作品でした。
ポンヌフ橋は撮影許可がおりず、
セットを作って撮ったそうですが信じられない!
花火のシーンなど、本当に美しいです。
あと雪のシーン。
パリ、行ってみたい。
フランス語の響きも耳に心地良くて大好き。
ただ、私には共感できない部分が多すぎたかな…
ジュリエット・ビノシュ演じるミシェルに感情移入できませんでした。
ちょっとひどい。勝手すぎる。
ラストも…一見ロマンチックではあるけど
ミシェルはまた逃げ出すと思う。いずれ。
男の純粋さに対し、
女のずるさがよく出てる作品だなぁとは思ったけど
たぶん、そういうテーマの作品ではないですね(笑)
あーあ、知らず知らずのうちに
リアリストになってる自分にちょっとショック(^-^;
作品自体は楽しめましたけど。最後まで一気に。
「もしも明日、私たちが何もかもを失くして
ただの心しか持たない痩せた猫になっても、愛を聞かせて」
そんな大好きな歌の一節を思い出しました。
この歌も、聴くたびにいつも考え込んでしまうのですが…
心だけで人を愛したことがあるかと考えると、
ないような気がするので。
そんなこんなを考えさせられた作品。
この作品よりは、これまた最近観た
「存在の耐えられない軽さ」のほうが
どの登場人物にもよほど感情移入できたなー、
というのが正直な感想デス。
でも印象深い作品なのは確か。
また時間が経って観直したりすると、感想も変わるかも…。
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最近、映画好きな人たちにおススメを聞く機会がたくさんあり
観たい作品が山積みなのですが、これもその中の一本でした。
「映画好き」「本好き」と言っても、観たり読んだりした作品が
ほとんど重ならなかったりして面白いです。
でも、みんな感性が違うからこそ話していて興味深いし
新しい発見がたくさんあって楽しいですね
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