「エリザベス/ゴールデン・エイジ」
待ちに待った「エリザベス/ゴールデン・エイジ」。
封切りと同時に観てきました。
1作目もすごく好きだったので、
今回の続編も安心して観ることができました。
監督は前作と同じ、インド生まれのシェカール・カプール。
主演はケイト・ブランシェット。
それにしても、前作からもう9年経つんですねぇ。
びっくりしちゃいました。
あの頃、まだ無名だったケイト・ブランシェットが
「エリザベス」で一気に注目を集めたのを覚えています。
なんだか、もっと昔からいる大女優のような風格ですけど。
ケイト・ブランシェットのカリスマ性は健在で、
もはやその存在感は人間離れしています。
だからこそ女王という役も全く違和感を感じないのですね。
以前、「デブラ・ウィンガーを探して」というドキュメンタリー映画で、
シャロン・ストーンが語っていたのを思い出しました。
『ケイト・ブランシェットのような演技力、存在感は、
心底うらやましい』、そんなことを言っていたと思います。
同業者にこれだけの敬意を払われるケイトもすごいけど
率直すぎるシャロン・ストーンにも好感を抱いたものでした。
ジェフリー・ラッシュ、クライブ・オーウェンなど
皆素晴らしかったのですが、
特に侍女ベス役のアビー・コーニッシュが良かったです。
初々しい、溌剌とした魅力がありました。
1作目の「エリザベス」では、
1人の女が、女王としての自覚に目覚めました。
今回の続編では、一国の女王が、
自分の中の「女」をもてあまし、葛藤します。
その葛藤が、本当にせつなかったです。
煖炉の前でローリーに頼み事をするシーンでは
涙が止まりませんでした。
何を頼んだのかは、観て確かめてみてくださいね。
私にとって、一番心に突き刺さったシーンでした。
見終わった後、また一作目を観たくなりました。
亜麻色の長い髪をなびかせて踊るケイトの姿を
もう一度観たいです。
今回も少しだけその場面が挿入されてましたけど、
可愛かったなぁ。
アカデミー賞、今度こそ楽しみです。
エディット・ピアフは強敵だと思いますが・・・
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コメント
わぁ~い
うらやましいこと
私も、これは絶対に見逃さないぞ~と思っているのですが
まだ行けていません
前作での若々しかったケイト・ブランシェットが思い出されて
エリザベスの成長と共にどんな風な女王になっているか、とても楽しみです
スコットランドのメアリーとの因縁の関係は描かれているでしょうか
ギターも楽しんで聴いていますよ~
うっちーさんの演奏も聴けたら嬉しいのにと思います
投稿: あけみ | 2008/02/19 19:47
>あけみさん
メアリー女王との確執は、
今回かなり主軸となっていますよ~o(^-^)o
あけみさんにとっては、たまらない映画だと思います。
一作目は、かわいらしいケイトが
女王へと変身するのが強烈な印象を残しましたが、
それと比べると今作は衝撃が少ないのかもしれません。
でも本当に「安心して見られる」という感じの作品でした。
ギター、楽しまれているようで良かったです。
ギター一本でよくここまで・・・と思えますね~。
私の演奏・・・(^-^;)
練習過程をアップしようかな、なんて思うこともありますが
もう少しマシになってから考えますね
投稿: うっちー | 2008/02/20 13:11