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2007/03/06

カタカナ語

最近、映画「ドリームガールズ」にはまっています。
この映画の字幕は戸田奈津子さん。

ミュージカルの字幕って、本当に難しいな~と思います。

「Move!Move!Move!」
って歌われても、そりゃ「ムーブ!」としか訳せませんよね。
「ホットな」とか、
「サプライズ」とか、
雰囲気を出すためにカタカナのままの部分が結構ありました。
ソウルミュージックですものね。

1回目の鑑賞のとき、一番引っかかったのが
「ワンナイト・オンリー」でした。
これがパッと字幕で出てきたときに違和感があって。
(今はもう慣れちゃいましたけど)
タイトルに加え、歌詞の中でも繰り返される一節。

歌詞では、
「一夜かぎりの恋」(うろ覚えです)などとも訳されていましたが、
タイトルとしては締まらないってことなんでしょうね。
いろいろ考えてみましたが、
「一夜だけ」「かりそめの夜」など演歌っぽくなってしまい・・・(^-^;)

せめて「ワン・ナイト・オンリー」だったら
もう少し違和感が減っていたと思うんですけど。
テレビ番組の「ワンナイ」などと相まって、どうも気になりました。

でも今は英語がちょっと分かる人が増えたので、
下手に意訳すると「誤訳だ!」と騒がれてしまいます。

ふと「Elvira Madigan」を思い出しました。
見たことはないのですが、
邦題に強烈なショックを受けた映画です。

直訳は「エルヴィラ・マディガン(ヒロインの名前)」。

邦題が「みじかくも美しく燃え」

タイトルを見ただけで感動した映画は初めてです。
昔の映画には、名セリフや名タイトルが多いと感じます。
今の時代の流れは、ちょっと寂しいです。

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コメント

明日、ドリームガールズ見に行くんです。ママズシアターっていって、子連れでも安心できるように劇場内も明るめ、音響も小さめの上映です。映画なんてしばらく諦めてたからほーんとに楽しみ。途中赤ちゃんが泣いても周りも同じような人ばかりで気兼ねせず楽しめそうです。

投稿: えみ | 2007/03/07 20:40

>えみちゃん
ママズシアターなんてあるんだー!
どんな雰囲気だろう・・・興味津々。
でもママだって映画くらい観たいものね。
行ってきたら是非感想聞かせて下さい!
たっちゃんどんな反応するのかなー(笑)。

投稿: うっちー | 2007/03/07 23:50

ミュージカルの字幕翻訳って、本当に難しそうですね。
リズムとメロディーと歌詞と動き、相まって伝わるものが在るから、歌詞の内容がきちんと伝われば…ってものでも無いし。
動きと、メロディー、リズムを共有してるからこそ、今回「ドリームガールズ」を観て、「英語聞けたら倍以上楽しめるんだろうな」と思ったことも正直事実。でも、それは母国語圏だったり、きちんと英語を勉強した人たちの特権かな(^^;)とも思ったりしたり。
「ああ、Make it…. Make it….」

投稿: TENYU | 2007/03/08 00:22

テレビで…「最近の映画字幕は漢字の量を少なめに、さらによりやさしい意味の漢字を使うように配慮してある」とのニュースが。若い世代で、漢字を読めない人が増えているからだそうです。

>邦題が「みじかくも美しく燃え」。

本当に素敵な邦題ですね。邦題も映画文化のひとつだと思います。

投稿: えいや | 2007/03/08 00:55

>TENYUさん
でも、英語のハードルって
たぶん思ったよりは高くないですよ。
英語を勉強してると、日本語がいかに難しいかが分かります。
映画とか歌とか、好きな物に触れていると
英語もだんだんなじんでくると思いますo(^-^)o
なーんて私も、自由自在に英語をあやつるにはほど遠いですけど。
やっぱり、母国語圏の人たちと同じくらい
楽しみたいって思いますよね~。

>えいやさん
なるほどー、若者の日本語力の低下ですね。
でも低い方に合わせていたら、
どんどん低くなってしまうじゃないか・・・と危惧してます。
邦題、昔は素晴らしいのがたくさんあったんでしょうね。
最近は片仮名がほんとに多い!!
工夫した方が客も入ると思うんですけど・・・。

投稿: うっちー | 2007/03/08 23:41

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