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2006年3月の記事

2006/03/28

お悔やみ申し上げます

今朝、目覚まし時計が鳴る少し前、
けたたましいサイレンの音で目が覚めました。
「火事かな?すごい音だね」
とakkyとしゃべりながら、急いで身支度をして通勤電車へ。

その時、すぐ近くでこんなことが起こっていたとは
夢にも思いませんでした。

リンク: Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 飛び降り自殺か、姉歯元建築士の妻が死亡.

 28日午前5時35分ごろ、千葉県市川市富浜のマンション駐車場で、女性が血を流して倒れているのを住民の男性(44)が見つけ、119番通報した。  行徳署の調べによると、女性は、マンションなどの耐震強度を偽装した姉歯秀次・元1級建築士の妻(49)。全身を強く打っており、約1時間半後に死亡した。  マンション7階の手すりに妻が手や足で触れたとみられる跡が見つかり、同署は、飛び降り自殺の可能性が高いとみて調べている。  遺書は見つかっていない。

仕事中にこのニュースを知り、手が震えました。
面識のないご近所さんですが、
やるせなくて、しばらく仕事が手につきませんでした。

マスコミは、これをどう受けとめるのでしょうか。

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2006/03/25

「ミュンヘン」−監督の勇気

以下、ネタバレを多分に含みますので、
これから観る方は読まないでください。

***********************************

恥ずかしながら私は、ミュンヘンオリンピック事件を知らなかった。
それを知ることができただけでも、この映画に大きな存在意義を感じる。
見終わって1週間が経つが、後からじわじわと効いてくる映画だ。


平和の祭典、オリンピックで起こった無残なテロ。
そのテロのシーンをはじめとして、
一連の殺戮シーンは今までにない残酷さ。
「プライベート・ライアン」が駄目な人なんて、絶対に無理だろう。

しかし、正視できないほどの場面だからこそ、
何も知らない私たちが、テロの恐ろしさや虚しさを実感することができる。
ホラー映画なんかより、よほど恐ろしい。

報復が報復を呼び、次第に皆が狂気に包まれていく様は、
怖く、しかし哀れで、やりきれない。

「シンドラーのリスト」がよく比較対象にあげられるけれど、
後味はだいぶ違うと思う。
この映画には、スピルバーグらしい甘く感傷的な場面がほとんどない。
(例えば、ラストでシンドラーが泣き崩れるようなシーン)

唯一、スピルバーグらしさを感じるのは、子供の撮り方かもしれない。
昔から、子供を撮るのがずば抜けて上手いと言われるスピルバーグだけれど、
この映画でもそれは健在だ。

大きなポイントは、あの少女(観た方なら分かると思う)を殺さなかったことだろう。

それこそ甘い感傷じゃないかと思う人もいるかもしれない。
でも、私はあのシーンに込められたのは「希望」だと思った。
残虐な殺戮を行う暗殺者たちの中の良心を描き出すことで、
未だ解決しない問題を抱える人間たちの中に存在する、
未来への希望を見出したのだと。

見出したというよりは、希望を込めたというべきか。


そしてまた、「パパ」の家で戯れる無邪気な子供たちも、
明るい陽の光とあいまって印象的だ。

テロ、そして報復という「死の連鎖」と並行して描かれる、
出産、子供たちという「生の連鎖」。

生と死の対比が強烈で、
殺し合いの虚しさが痛いほどに伝わってくる。

エリック・バナをはじめとする俳優陣の演技も素晴らしかった。
特に印象に残っているのは、
電話越しに、会えない自分の子供の声を聞いたときのバナの演技だ。
いろんな感情が波のように押し寄せてくる場面だった。

暗殺計画の実行場面などのスリリングな見せ方は、
まさにスピルバーグの本領発揮と言えるだろう。
つくづく、ああいう場面を撮らせたら右に出る者はいないと思う。
3時間近い上映時間も、あっという間だった。


ラスト、日本人にとっては何でもないラストかもしれない。
けれど、きっとアメリカ人にとっては鮮烈なラストなのだ。

そびえ立つ、今はなき世界貿易センタービル。
CGで再現されたのであろうその姿を見て、
果たしてアメリカの人々は何を感じるのか。
それを思うと非常に感慨深く、思い出すと胸が締めつけられる。

「報復だ、報復だ」と叫び続けるアメリカで
このような映画を作る勇気。
イスラエルやパレスチナ、関係者から非難の声が上がるのは当然で、
それらを全て覚悟して作ったであろう、この映画。

時間が経てば経つほどジワジワと迫ってくる力に、
私は圧倒されている。


原作はこちら。

標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録
ジョージ ジョナス 新庄 哲夫
4102231013

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2006/03/16

「黄金の腕」

最近観た映画の報告です。

黄金の腕
フランク・シナトラ エレノア・パーカー キム・ノヴァク
B00008CHDB

昔のアメリカ映画にしては珍しく、ハッピーエンドではなくて、
なかなか楽しめました。

フランク・シナトラが、ちょっとサム・ニールに似てます。

スパロウ役の俳優が、ちょっとさだまさしに似てます。

キム・ノヴァクは美しい。

妻役のエレノア・パーカーは、なんと
「サウンド・オブ・ミュージック」で振られてしまう、
男爵夫人を演じていた女優さん。
この映画の頃は、まだ若くてすっごく綺麗ですね。

この映画の中のゾッシュ(妻役)の症状が、
今やっているテレビドラマの「小早川伸木の恋」の妙子の症状に、
とてもよく似ています。

もう気になって気になって・・・。
思わずブログに書きとめておこうと思いました。

興味のある方は、是非チェックしてみてください。


*諸事情により、削除・編集させていただきました。

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2006/03/12

「ナルニア国物語」

期待通り、面白かったです。
あっという間に時間が過ぎていきました。
気楽に楽しめる映画。

私にとって、ハリー・ポッターシリーズよりは断然おもしろく、
すんなり物語に入れました。
ロード・オブ・ザ・リングと比べると、物足りませんが・・・

印象としては、ドラえもん映画と、ロード・オブ・ザ・リングを足したような感じ。
普段、ケンカばかりしている子供たちが、
身近な入り口から異世界に飛んで、力を合わせて活躍するところがドラえもん。
武器もろもろを授かって、戦闘に突入するあたりから
ロード・オブ・ザ・リングにかぶり始めます。

ロケ地が一緒だから仕方ないかもしれませんが、
ちょっと映像がかぶりすぎて・・・・雑念を払うのが大変でした(^-^;)
どこからか、アラゴルンがとんできそう。

だから、この映画は前半が好きです。
ナルニア国との出会い、ルーシーの表情など、
見ているだけで心からわくわくしてしまいます。
末っ子ルーシーの演技は、図抜けて素晴らしかった。
この映画をぐいぐい引っ張っています。

映像の美しさは言わずもがな。
ニュージーランドは偉大ですね。
そして年々、すごい速度で進化していくCG技術。
今回も目を見張ります。

子供には是非、見せたい映画だなあと思いました。
原作も読んでみようかな。

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スパルタ生活へ

さて、講座もいよいよ本格的になってきました。
大量の課題、そして先生も変わり、一気にスパルタへ!

今までは、いろいろと雑談も交えながら、
どちらかというと楽しむ授業だったんだなあと想います。
もちろん基本的なことはおさえつつ、
心構えとか、仕事に対する姿勢、言葉に対する興味、
そんなものを育ててもらいました。

今日から始まった実践科は、とにかくスパルタです。
全員の訳文が皆に配られ、
全員が全員の訳文に対してコメントを求められます。
それも曖昧な指摘じゃなくて、
「この訳文の○○が○○だから、○○の方がいいんじゃないか」
というようなことを、10個も20個も挙げて行くわけです。
そして最後に先生も一気にダメ出しをします。

無駄話は一切ナシ。

とにかくすごいスピードでまわっていくので、
ちょっとでもボケッとしてたら、おいていかれます( ̄□ ̄;

そして講座が終わった後には、自分の訳文が真っ赤に・・・

初日だったので少し戸惑いもありましたが、
まさに「実践」という感じで、これをこなしていけたら
かなり自信がつくのではないかと思いました。
基礎科までと全くスタイルは違いますが、本当に充実した講義です。

今日は帰宅したあと、基礎科の仕上げ、実力テストにとりかかりました。
明日には提出しなければいけません。

そのあとは、今日皆で検討した訳文のリライト。
指摘された部分を全て再検討して、来週までに提出します。

そして、あらたな来週分の課題・・・。

今日(日が変わってしまいましたが)はとりあえず、
実力テストとリライトまで終えました。
日曜日中に、あらたな課題部分のスポッティングまでは終わらせたい。
実践からは課題がメール納品となり、実質的に木曜の夜提出です。
ほんと、時間がないです・・・が、日曜日は少しは遊びたい。

今日は朝からずっと根をつめっぱなしだったので、
帰宅して実力テストが終わったあたりでボーっとしてしまいました。

自然と手がのびたのは、シルバークロス。
そう、銀製品を磨く布です。

気づいたら、タイで買った銀のネックレスを磨いていました。
なんだか頭が空っぽにできて、気持ちよくて。
しばらくゴシゴシと磨いていました。

夜中に無言で銀を磨く姿・・・

ふと我に返ると、大丈夫かな私、と思ったり。

やはり明日は、少し気分転換に出かけようと思います(^-^)/

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2006/03/11

嬉しい朝

書こう書こうと思っているうちに、日がたってしまいましたが、
これは記録しておかなければと思います。

先週の日曜日のこと。
akkyと、上野動物園に行く約束をしていました。
ただ、私は月〜土と早起きが続いていて、
ぎりぎりまで睡眠をとりたかったので
「申しわけないけど今回は、お弁当はどこかで買おう」
と提案。

せっかくのデートに、なんてモノグサな・・・。

そして当日。
私は10時ごろまで眠って、スッキリ。

起きてみると・・・。

DSC00483

akkyのお手製弁当ができ上がっていました!!

嬉しいですねー、疲れも吹っ飛びました。
感動。

ありがとう、akky。

動物園は、天気予報がはずれて寒かったものの、
時間が足りなくなるくらい楽しめました。
暖かくなったら、また是非行きたいな。
パンダの歴史にも詳しくなりましたよo(^-^)o

映像翻訳の講座も相変らず順調です。
というか、最近はそれにかかりきりで・・・。

そして読書は、「白夜行」以来すっかりハマってしまった
東野圭吾を読破中。

「白夜行」
「幻夜」
「秘密」
「容疑者Xの献身」
「どちらかが私を殺した」
「パラレルワールド・ラブストーリー」
「ある閉ざされた雪の山荘で」

そして今、「宿命」を読んでいます。
一気にここまできました。
電車くらいでしか読んでいないのに、こうしてみると我ながら早い!!
面白いから一気に読まされてしまうんですねー。

ちなみにakkyも同じくハマリ中です。
お互い、ネタバレしないよう気をつかい続ける毎日です。

感想も書きたいけど、この人の小説は中身に触れにくいから難しいな。

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2006/03/02

危うく誤訳

今日もじっくり課題にとりくんでました。
シット・コムは難しいです〜辛い(^-^;)

恥をしのんで、誤訳メモを残してみます。
大変な誤訳をするところでした。

その台詞とは、
「I have the forty-five of "Hello, It's me."」

この"Hello, It's me."の部分は、スカートの裾を両手でつまんで、
超ブリッコで可愛らしく言っています。

直訳すれば、
「私は45の "こんにちは、私よ" を持っているわ」
になりますが、さっぱり意味がわからないですよね。
1つ1つの単語が簡単だと、むしろ難しいことが多いです・・・。
(難しい単語は大抵、辞書を引けば解決します)

最初は、いくらでも外ヅラなんか良く見せられるわ、
と言っているのかと思ってしまいました。(恥)
そのくらいわざとらしく、
"Hello, It's me."と言っている・・・ように見えたのです(^-^;)

「私はたくさんの顔を持っているのよ」とか?

しかし、話の流れがちょっと変。

前後の流れから、"Hello, It's me."が曲名だということには
すぐ気づいたのですが。
(Todd Rundgrenという歌手のヒット曲みたいです)

forty-fiveとは?

その曲を45個持ってるってこと?
いやいやオカシイだろ。
意味が分からないし。

何が言いたいのか・・・しばし悩み続けて。

英辞郎で一発解決。

なんと「forty-five」には、
「45回転のレコード」という意味があったのでした。

つまり、その曲のレコードを持ってるってことが
言いたかっただけなのですね。

なんてこったい。

「forty-five」なんて、辞書を引くこともないと思った私の失策。
しかし、提出前にわかったのだからよしとして、
日記のネタに使わせていただきました。

さぼりブログで申し訳ないですが、
これからもよろしくお願いいたします。

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