「ブラザーズ・グリム」
なぜ「グリム兄弟」にしなかったのか疑問が残る邦題ですが、
「ブラザーズ・グリム」、観てきました~(^-^)/
公式サイトはこちら。
グリム童話は、小さな頃から大好きでほとんど読みました。
最近は「本当は残酷なグリム童話」なんて本も出たりして、
いまだに注目を集めているグリム兄弟です。
グリム童話というのは、グリム兄弟が一から書いたわけではなく、
いろんな地域に伝わる昔話や伝承を、二人が集めたものです。
ペロー作の「灰かぶり(シンデレラ)」が含まれていたりするのも、
そのせいだということ。
なるほど!!
私は、この映画を、実在のグリム兄弟の人生にもとづいて、
童話とからめているものとばかり思っていました。
そのせいで、ちょっと物足りなく感じてしまった部分があります。
たしかにグリム兄弟は登場しますが、物語は全てフィクションです。
グリム兄弟が詐欺まがいのことをやっているのも、全てフィクション。
グリム兄弟の名前だけを借りた、
全く新規なエンターテインメントと言っても過言ではありません。
その創作物語の中に、ちょっとずつグリム童話の名場面をちりばめている。
けれど、ちりばめられているのは表面的なシーンだけで、
後から全てがつながってくるとか、そういったこともありません。
そして全編にわたる、すべり気味のギャグ・・・うーん寒い。
怖いシーンもあるのですが、無理にギャグを織り込んでいたりするので
妙にテンポが悪く、無駄なシーンが多く感じてしまいました。
もっと、シリアスに怖いムードで攻めて、
グリム兄弟に関する実話エピソードもふんだんに取り入れた上で、
各童話の成り立ちを説明するような結末を迎える映画だったら良かったなあ、と。
贅沢な希望・個人的趣味ですが・・・。
ただ、鬼才と言われるテリー・ギリアム監督の映像美は素晴らしかったです。
一緒に行ったakkyやミオ(妹)も絶賛していました。
ミラー・クイーンを演じている女優さんが、妙に美しかった・・・
と思ったら、なんとイタリアの宝石と呼ばれる、モニカ・ベルッチでした。
「マレーナ」の主演の女優さんですが、本当に美しい!!
あれじゃ、誘惑されちゃうな。
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