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2005年11月の記事

2005/11/26

近況報告

コメントくださっている方、ありがとうございます。
お返事ゆっくり書きますのでちょっと待っててくださいね。

今週末はバタバタと忙しいのです。

木曜日の夜は、午前3時ごろまで映像翻訳の課題をやって、
金曜日は6時起きで出勤、仕事のあとは女の子だけの飲み会を開催。

この飲み会はすっごい楽しかった~。
大学時代のサークルの女の子が7人集まったのですが、
上は30才から下は22才!!
女の子ならではの話で悪ノリし、終電ぎりぎりまで飲みました。
うるさかったらしく、最初は開いていた個室のドアを閉められました(^-^;)
寝たのは午前1時半。

そして今日は7時半に起きて、課題の仕上げ。
今から、講座を受けにいくところです。

講座のあとは、親友の誕生日を祝うために居酒屋へ。
たぶん終電になるでしょう・・・。

そして日曜日はTOEICのIPテスト。
これが終わればとりあえず一段落です。

正直、課題がちゃんと終わるか不安だったのですが、
どうにか仕上げました。
気力があればどうにかなるものですね。

月曜日は代休でお休みなのでゆっくり休めそうです。
それでは行ってきます(^-^)/

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2005/11/23

紅葉をおすそわけ

最近、ずっと仕事漬けだった私とakky。
久々にのんびり小旅行でも・・・と、養老渓谷に行ってきました。
紅葉も見たいなあ、と思っていたので。

朝は8時くらいに出発。
もっと早く出られれば良かったんでしょうけど・・・(^-^;)
駐車場に入るときなどはすっごい渋滞でしたけど、
それ以外はわりとスイスイ行けて快適なドライブでした。
(狭い山道は、運転手は怖いと思いますが)

大自然に囲まれているだけで、どんどん癒されるのがわかります。
滝の流れる音をずっと聞いていると、だんだんと頭が空っぽになってきて・・・
修行に滝が使われる理由が、少し分かった気がしました。
「何も考えない」という時間を、意外と普段持っていないのだと実感。

たまにはこういう時間も良いですね。

粟又の滝に到着。(写真はクリックすると大きくなります)
一番奥の人だかりが、滝つぼ付近です。

DSC00406

滝つぼから撮影。
滝とは言っても、とてもなだらかな滝なのですね。
ずーっと歩いて上の方まで行けてしまいます。

DSC00417

小さく見える人々のあたりが滝つぼ。
上流の方まで登って遊んできました~(^-^)゛

DSC00410

水の流れをしばらくぼーっと見てみたり。
頭が空っぽになって、無我の境地に至れそうな気分になります。

DSC00416

まだピークには2週間ほど早かった様ですが、
それでもキレイな紅葉が見られました。

DSC00420

DSC00422

この辺もキレイでした。
もっと写真の腕があれば良いのですが・・・。

DSC00423

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最後に、山腹にあるお茶屋さんで休憩。
おしること焼き鳥を食べながら、眼下にはこんな風景が広がります。
なんだかすごく贅沢な気分です。

DSC00426

コートがいらないくらい、陽射しが強くてあたたかい一日でした。
今週末は予定がぎっしりですが、どうにか乗り切れそうですo(^-^)o

充電完了!!

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2005/11/21

「ブラザーズ・グリム」

なぜ「グリム兄弟」にしなかったのか疑問が残る邦題ですが、
「ブラザーズ・グリム」、観てきました~(^-^)/
公式サイトはこちら

グリム童話は、小さな頃から大好きでほとんど読みました。
最近は「本当は残酷なグリム童話」なんて本も出たりして、
いまだに注目を集めているグリム兄弟です。

グリム童話というのは、グリム兄弟が一から書いたわけではなく、
いろんな地域に伝わる昔話や伝承を、二人が集めたものです。
ペロー作の「灰かぶり(シンデレラ)」が含まれていたりするのも、
そのせいだということ。
なるほど!!

私は、この映画を、実在のグリム兄弟の人生にもとづいて、
童話とからめているものとばかり思っていました。
そのせいで、ちょっと物足りなく感じてしまった部分があります。

たしかにグリム兄弟は登場しますが、物語は全てフィクションです。
グリム兄弟が詐欺まがいのことをやっているのも、全てフィクション。
グリム兄弟の名前だけを借りた、
全く新規なエンターテインメントと言っても過言ではありません。

その創作物語の中に、ちょっとずつグリム童話の名場面をちりばめている。
けれど、ちりばめられているのは表面的なシーンだけで、
後から全てがつながってくるとか、そういったこともありません。

そして全編にわたる、すべり気味のギャグ・・・うーん寒い。
怖いシーンもあるのですが、無理にギャグを織り込んでいたりするので
妙にテンポが悪く、無駄なシーンが多く感じてしまいました。

もっと、シリアスに怖いムードで攻めて、
グリム兄弟に関する実話エピソードもふんだんに取り入れた上で、
各童話の成り立ちを説明するような結末を迎える映画だったら良かったなあ、と。
贅沢な希望・個人的趣味ですが・・・。

ただ、鬼才と言われるテリー・ギリアム監督の映像美は素晴らしかったです。
一緒に行ったakkyやミオ(妹)も絶賛していました。

ミラー・クイーンを演じている女優さんが、妙に美しかった・・・
と思ったら、なんとイタリアの宝石と呼ばれる、モニカ・ベルッチでした。
「マレーナ」の主演の女優さんですが、本当に美しい!!
あれじゃ、誘惑されちゃうな。

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2005/11/18

まずは文化を知る!

土曜日の映像翻訳講座が始まってから、
書籍購入額がはねあがっています(^-^;)
毎回毎回、先生がとても面白そうな本を紹介してくださる!

もちろん、文法書や翻訳のノウハウ本もあるのですが、
もっとエンターテインメントとして楽しめる本をご紹介します。
あまりの面白さに、読み出したら止まりませんでした。
ちなみに漫画をまじえて書いてあるので、非常に気軽に読めます。

4769608276友達より深く楽しむ外国映画の歩き方
三笠 加奈子
こう書房 2004-04

by G-Tools

最近観た中では「ヴェニスの商人」にも登場しましたが、
なぜユダヤ人はここまで嫌われるようになったのか?とか。

「ショコラ」を観ていると、教会の中で男性は帽子を取っているが、
女性は着帽のままだけれどどうして?

カトリックとプロテスタントの違いって?
(「ゴージャス」と「シンプル」など、例え方も面白い)

警察とFBIとCIAの関係って?

その他、聖書にまつわる様々なことがらなど、
非常に簡潔にわかりやすくまとめてあります。
まさに、西洋文化のトリビア本。
今後、外国映画を何倍も楽しめるようになることうけあいです。

字幕を作る際にも、やはり文化を理解していないと難しい面が多いので、
こういった雑学は非常に大切だと思いました。
前回の課題「フォレスト・ガンプ」では、
南北戦争やKKKについて色々と調べましたが、
その辺についても、この本にはもらさず書いてあります。


ただ、一つ気になることが。

「ショーン・コネリーの娘、ジェニファー・コネリー」という記載がありましたが。

これは、おそらく間違いだと思われます・・・。
聞いたことありませんし、綴りも違いますから。

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2005/11/14

「ソウ2 -SAW2-」

ネタバレ一切なしです。

この間、1作目を観たばかりですが・・・

行ってきました!!
「ソウ2」。

うーん・・・やられた!!
相変わらず、楽しませてもらいました。
「おぉ~」と思うような伏線もたくさんです。
少なくとも大失敗の2作目ではないと思います。
「1作目を超えた!」と言っている方もいるくらい。
(私はソリッドな1作目の方が好きですが)

ただ、


グロい。


グロさが、半端じゃなくアップしてます・・・。
1作目はどうにか大丈夫だった私でも、
目を覆ってしまいました・・・。

映画館で観るとまた、大迫力ですし。


でも、1作目を楽しめた人は観るべし!!
物語はつながっています。

2作目だけ観ても大丈夫?と思っている方。
一応、話は分からないことはないですが、
是非、1作目は観ておきましょう。
たぶん、面白さが2倍くらいは違います。

それにしても、1度見ただけじゃ解決しきれていない部分もたくさん。
まだまだ伏線が隠れていそうで、解析したいと思うものの、
あの映像をもう1回見るのは勘弁だなぁ・・・(^-^;)

ネットを巡回して思い出しつつ、謎解きを楽しんでいる私です。
たくさんの人の洞察力に感服しています。

*************************

これを観にいったのは日曜日なのですが、
夜に大変な思いをしました。


眠れないんです。


数々の映像がフラッシュバックし、ちょっとした物音にビクっとし、
結局明け方4時半くらいまで眠れず・・・6時起き。
しかも、やっと眠ったと思ったら嫌ーな夢を見ていた感じで、
起きると全身冷や汗でぐっしょりでした。

こんな大変な思いをしたのは久しぶりです・・・。
仕事中、何度か意識が飛びかけました。

イマジネーション豊か過ぎるのも考えものですね(^-^;)

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2005/11/12

ディズニーシー♪

東京ディズニーシー、久々に行ってまいりました。
どうも私はランドの方が好きで、シーにはまだ2~3回しか行ってません。
でもやっぱりたまにはシーに・・・。
新アトラクションもできたことだし。

11月10日(木)に、有休をとって行って来ました。

平日とはいえ・・・こんなにガラガラなものなんですか( ̄□ ̄;
クリスマスイベントも始まったばかりだというのに。

ピーク時の新アトラクション「レイジング・スピリッツ」で60分。
あとは人気アトラクションでも20~30分で乗れました。
夜になったら待ち時間はほぼゼロで、乗り放題です。
もちろんレストランもガラガラ。

とても快適に、のんびり遊べました。
ランドでは、いくら平日でもこうはいかないです。
ファストパスは、結局1度しか取りませんでした。
でも、本日(土曜日)行ってきた妹によると、やはり結構混んでいたとのこと。
ランドに入場規制がかかっていたので、
シーに流れた人もいるかもしれないとのことでした。

うーん、たまにはシーもいいですが、やはり私はランドが好きo(^-^)o
年末までに一度ランドに行きたい!!と強く思いました。
なんだかんだ言って、年に数回は行ってますね~。
学生時代は毎月のように行ってましたけど。

さて、今回気づいたのは、
ディズニーシーは、「水と火」の王国であるということ。
「シー」なので水のイメージが強いですが、真ん中には大きな火山があります。
それを再認識させてくれたショー、「ブラヴィッシーモ!」。
素晴らしかったです。
水と火だけで、あれだけの表現ができる・・・。
特に水の動きの美しさには、ただただ見とれてしまいました。
夜光モードではこんな写真しか撮れず・・・スミマセンm(_ _)m

DSC00395

そしてまた、新アトラクション、
「レイジング・スピリッツ」のエントランスが美しかった!!

DSC00391

水が絶え間なく流れているのに、その上に炎が!!
水と火の恋が実っています。

DSC00393

思わず足を止めて、見入ってしまいます。
心なしか、この周辺には人が多かったです。
akkyが言うには、「ガスを噴き出して燃やしてるんじゃないか」ということですが、
燃えているのは炎の恋心なのヨ!と言ってみる私(^-^;)

最初、流れてるのはアルコールじゃないかと思ったのは内緒です。
そしたら全部燃えちゃいますよね??
うむむ。むずかしい。

そうそう、この新アトラクション、
ディズニーにあるまじき絶叫マシンでした。
さすがシー、大人向け。
360度回転は、ランドではありえません~~。
ま、距離が短いのであっという間なんですけど。

夜のパレードが大好きな私は、それがないのも淋しい・・・
シーは階段が多いし道も狭いので、無理なんでしょうね。

やはり、クリスマスはランドがいいなぁ~(^ー^)゙

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2005/11/11

人生はチョコの箱?

先週は休講だった映像翻訳講座、
今週末までの課題は、ある映画の字幕です。

冒頭の50枚程度の台詞を、ハコ書きから。
ハコ書きとは、一つの台詞のどこからどこまでを
1枚の字幕にするか決めること。
ストップウォッチで一つ一つの台詞の時間を計り、
使える文字数を計算して、字幕を作っていきます。

なかなかハードな作業でした。
特に、ストップウォッチで秒数を計るのはとても大変(^-^;)
台詞の始まりと同時にボタンを押すのが難しい・・・慣れですね。

************************

以下、諸事情により記事を削除しました。

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2005/11/10

愛と欲望のバトン

ミコちゃんとるりこから、mixiで同時に回ってきましたので、
忘れないうちに答えておこうと思いますo(^-^)o
いやー、しかし難しいな。
欲しいものって改めて聞かれると、あるようなないような。

■Q1.今やりたい事
雪見酒。
露天風呂にお盆を浮かべて日本酒を・・・。

■Q2.今欲しい物

HARIO 茶茶急須 丸 700ml CHJM-70T
B0007WTBQ0

ガラスの急須。キレイ。
うん、買っちゃおう。
最近は珈琲ばかりでなく、紅茶もよく飲むようになりました。

■Q3.現実的に考えて今買っても良い物
DVDレコーダー・プレイヤー。
映画好きとか言っといて、未だにPS2で観ている私(^-^;)
チューナー内蔵で、衛星放送も見られるように!!

■Q4.現実的に考えて欲しいし買えるけど買って無い物
マンションor家。
今の家賃なら買えると思いつつ、踏ん切りがつかない。
まだしばらく先かと思いつつ、チラシは集めてます。

■Q5.今欲しい物で高くて買えそうに無い物
防音室。
ホームシアターを作る。
その脇にはグランドピアノとギター、サックス。
映画と音楽が存分に楽しめる部屋。

ちなみにサックスなんて吹けません(^o^;)
こんな環境があれば、きっと吹けるようになってみせます。

■Q6.タダで手に入れたい物
世界一周旅行

■Q7.恋人から貰いたい物
ナイスなツッコミ。

■Q8.恋人にあげるとしたら
極上のギャグ。

■Q9.このバトンを5人に回す。
yumichiko、かとちゃん、なか(としはる)、エミオ、キクリン
見てない人が多そうだけど、お暇だったら。

■Q10.このバトンを無視したら?
脇の下に松茸がびっしり生えて、
一生遊んで暮らせるようになるらしいです。

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2005/11/09

名工のギター

リンク: Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 現代の名工、史上最年少30歳が2人.

卓越した技能を持つ今年度の「現代の名工」150人が決まった。

 9日、東京都内で表彰される。厚生労働省によると、「名工」の最高齢は82歳、平均年齢は昨年とほぼ同じ62.8歳。今回から「35歳以上、経験年数15年以上」という推薦条件が撤廃されたため、30歳の職人2人が史上最年少で選ばれた。

 国内外のトップアーティストにギターを提供している弦楽器製造工の矢入一男さん(73)(岐阜県可児市)に喜びの声を聞いた。

 ポール・マッカートニーを始め、国内外のトップアーティストが愛用するギターを次々と製作し、世界のブランド「ヤイリ」を育て上げた。「好きなことをコツコツとやってきただけ。いい材料とアーティスト、従業員に恵まれて、ここまで来ることができました」。控えめにそう語る。

おめでとうございます!!
K.Yairiといえば、私の愛器、Ladybirdのメーカーです。
名工のギターを持っていると思うとドキドキします。

小さなボディながら、とても良い音を出してくれるLadybirdです。
Yairiのギターは、納品までに時間がかかったりもしますが、
一本一本が手作りだからこそ。

次に大きなギターを奮発する時も、是非K.Yairiで買いたいと思っています。
これからも、良いギターを作っていって欲しいですね。

こんな写真しか見つかりませんでした。(使いまわし)
小さい方が、K.yairiのLadybirdです♪

DSC00016

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2005/11/08

のほほん

最近、力を入れたレビューやレポばかり書いていたので
たまにはのほほんと。

ほんとはさっき、タイ旅行記~アユタヤ編~を書きかけたんですけど。
中断。

なんだかいろいろあって、こんな時間になってしまいました。
友人の恋のゆくえについて思い悩んだりしちゃって。
こんなの、何年ぶり?
人間、いくつになっても青春です。

そして嬉しいことにデートのお誘いが♪
女の子からですけどね(^-^;)
音楽好きな子なので、とっても楽しみ。
音楽を聴きながら食事ができるお店に連れて行ってくれるみたいです。
まるでほんとのデートだわ・・・。

私は、ほっとくと自分の世界に引きこもりがちなので、
こうして誘ってくれる人がいるのはありがたいことです。

おまけに今週は、東京ディズニーシーに行くために
有休を取得済みです!!
いいじゃないですか、たまには。
休ませてくださいな。

それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい。

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2005/11/06

「ヴェニスの商人」

金貸しシャイロック。
冷酷無比な悪人の代名詞。

そう思っていました。

私が「ヴェニスの商人」を読んだのは、小学生の頃。
もちろん、易しく書き改められたものでした。
シェイクスピアは戯曲ですから、小説とは違って、
大人でも読みにくいと感じる人が少なくありません。
だから、読み返してみることもなかった私でした。

私の記憶では、シャイロック=悪人。
それ以外の何者でもなかった。
おそらくは、その子供向けの本にも
そういう描写しかなかったのだと思います。

有名な「人肉裁判」で、シャイロックはひどい奴だと思い、
アントーニオとバッサーニオの友情に感動し、
ポーシャの痛快な裁きに驚きの声をあげる。
指輪のやりとりにクスッと笑い、大団円。
私の中での「ヴェニスの商人」は、そういう作品だったのです。
完全なるエンターテインメントですね。

今回、映画を観てあまりの解釈の違いにショックを受けて、
自分の記憶が間違っているのかと思いました。
しかし、色々と調べてみると、あながち間違いでもないようです。
ウィキペディアによれば、
「ヴェニスの商人」は当初は「喜劇」だったとまで書かれています。

ウィキペディア「ヴェニスの商人」

キリスト教徒から見ればユダヤ人は絶対の悪であり、
「シャイロックの悲劇」に目を向ける人は、なかなかいなかったのでしょう。

パンフレットによると、
「嘲笑されるべき悪役」として原作に描かれているシャイロックが、
「悲劇的な主人公」として初めて演じられたのは、
19世紀のこと(演者はエドマンド・キーン)だそうです。
シェイクスピアが生きた時代は16~17世紀ですから、
随分と後のことになります。

今回の映画は、おそらくこの流れを汲んでいるのですね。

シェークスピアを演じなれている、
ジェレミー・アイアンズやジョセフ・ファインズに比べ、
演じることに畏れを抱いていたというアル・パチーノ。

彼の演じるシャイロックの叫びは悲痛で、
聞いているだけで胸が苦しくなり、涙を抑えることができません。
しかし、決して目をそむけることができない。
恐るべき力のこもった、演技とは思えない演技でした。

原作では悪役として描かれているシャイロックに、
観客は感情移入せずにいられません。

ラストでは、完全にシャイロックに同情している自分がいました。
信仰まで奪われてしまい、居場所がなくなるシャイロック。
キリスト教徒がユダヤ人を迫害したのが元凶なのに、
あまりにもひどい話です。

それにしても、視点が変わるだけでこうも話が変わるものかと、
ただただ驚きました。

シナリオの勉強をしていると、よく「桃太郎」の話が出てきます。
鬼退治に出かける桃太郎は、一般的にはヒーローですよね。
子供にも、そう話すはずです。
でもよく読むと、鬼たちは何もしていないのです。
「鬼が島には鬼がいるぞ」と言って、勝手に桃太郎が乗り込んでいく。
視点を変えれば、桃太郎こそが略奪者なのだと。

とてもよく似ていますね。
「ユダヤ人」も、「鬼」も、最初に「悪」と定義付けられているから、
そこに何の疑問も抱かれずに物語が成り立ってしまう。
恐ろしい話です。

現実世界にも、このようなことがいくつもあるような気がしてなりません。

自分も無意識のうちに・・・と考えると、
先入観の恐ろしさに身震いしてしまう私なのでした。

*****************************

あけみさんのレビューは、
分かりやすく綺麗にまとめてあってオススメです。

「ヴェニスの商人」

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2005/11/05

「ソウ -SAW-」そしてakkyは・・・

ネタバレはしません。

つまり、ほとんど何も書けませんが。

私が観る前に気になっていたことを、書いておこうと思います。

私は、怖い映画ってあまり好きではないのですが、
「怖い」にも色々ありますよね。
この映画は、ずっと気になっていながら、
苦手なジャンルかもしれないと思って敬遠していたのでした。

でも、結果としては、すごく面白かった。
同じように敬遠している人がいたら、是非見てもらいたい。

私が苦手なのは、最近で言うと「ドーン・オブ・ザ・デッド」
「心臓に悪い」系が非常に苦手なのです。
「ワッ!!」と驚かされる感じが駄目なんですね~。
この映画にも、そういう要素があるんじゃないかと思っていました。

しかし、そういう種類の映画ではなかった。
見事な「心理劇」であり、「サイコ」系の物語でした。
人間の狂気を描くような、心理的にジワジワくる怖さは、実は大好きな私です。
ヒッチコックの映画に近いような気がしました。

プロットもよく練られていて、ラストまで楽しめます。

ですから、サイコ系が好きな方は是非・・・とオススメしたいのですが、
この映画にはもう一つ大きな要素が。


それは、スプラッター(-_-;)


これが、苦手なんですよー!!
でも、まあ、どうにか許容範囲・・・・という感じでした。
いや、でもかなりグロイですが。

以上、こんな感じの映画ですよ~という紹介でした(^-^;)
中身、触れられないんですよー、楽しめなくなっちゃいますからね。
観たあとで、こちらを読んでみると楽しさ倍増ですよ。
どんでん返しのどんでん返しです。
目次だけでもネタバレなので、観賞前には絶対クリックしないように!!

「ソウ SAW 完全解読」


********************************

と、まあ私はわりと冷静に楽しめた映画、「SAW」。
これ、実は強引に借りてきたのは同居人のakkyです。
「怖いの嫌いなのに~」という私に、強引に「観ようよ~」と迫ってきた。

二人とも、部屋を暗くして体育座り。
肩と肩をくっつけて、緊張しながら観始めました。
お、面白いな・・・ぐいぐいと物語に引き込まれる私。

すると・・・

じ、地震?


・・・・・・・akkyです。

akky、ガタガタ震えてます!

ヤレヤレ ┐(´ー`)┌ マイッタネ


画面が静まるのを待って・・・・やっちゃいました。


「ワッ!!!!」


と肩を掴むと。

本気で怒り出しちゃいました。てへ(^^ゞ


あげくの果ては、ジワジワと迫り来る恐怖に耐え切れず、


「ねえ、ちょっと早送りしてもいい?」


・・・・・・・・・

誰か、何か言ってやってくださいよ(・o・)

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2005/11/04

「フォレスト・ガンプ」

羽が空を舞うところから始まる、この映画--。

昔、親しい友人が、
「羽が舞っているシーンだけで涙が出てきた」と言っていましたが、
その気持ちがよくわかりました。

美しく優しすぎる音楽にのせて、
静かに舞い、落ち、浮き上がり、また止まる、白い羽。

それはまさに人生そのもの。

流されているように見えて、運命だったり、必然だったり。

フォレストの語る人生。
色々な人のレビューを読んでいると、
「あんなに上手くいくわけがない」というような感想を見かけて、
唖然とします。

彼の口から語られる人生が、どこまで真実なのかは重要じゃない。
もしかしたら、多少は話が大げさになっているかもしれない。

でも、素晴らしいのは彼の存在そのもの。

愛する対象をまるごと心で包み、
まっすぐに信頼をぶつけて、心を開かせてしまう。

ババとの友情、ダン中尉との友情。
そして、ジェニーへの愛情。
フォレストにとって、名声や財産よりも
これらの方がずっとずっと、価値のあるものだったはずです。

綺麗ごとと言われそうな真実を、
フォレストは体現してくれた。
時代の流れに乗りながら、決して流されるだけではなく、
常に全身でぶつかっていって様々なものを得る。

周りの目や、しがらみ、プライドなど、
くだらないことに気をとられてしまう私たちには、
真似るのが難しい生き方です。

ダン中尉が心を開くところが、個人的には一番好きでした。
美しい空の下で海に浮かぶダン中尉は、
まさに「神の子」でした。

この映画からは、
優しい声が聞こえてきます。

「奇跡は、起こるんだよ」


****************************

今週の映像翻訳講座の課題は、この作品の字幕です。
予習として通して観ましたが、すっかりのめり込んでしまいました。

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2005/11/03

タイの思い出-その5-

9月14日(水)

久々にタイ旅行記の続きです。
映像翻訳の講義が始まり、そちらの報告に夢中になっていました。

おっと、まだホテルの朝食の写真をのせていませんでしたね。
とても豪華でおいしいバイキングだったのです。
ある日のお皿はこんな感じ。

DSC00302

オムレツはシェフが目の前で好きなものを入れて作ってくれます。
玉ねぎ、ベーコン、チーズ、オリーブ、ハム、ねぎ、などなど・・・。
私は毎日、全種類入れてもらっていましたo(^-^)o
もちろん、オムレツ以外もOK。
欧米人はターンオーバー(両面焼きの目玉焼き)を頼む人が多かったですね。

フルーツの種類も豊富だし、みずみずしくて美味しい!
ソーセージも、豚、牛、鶏など様々な種類があります。
バイキングでこんなに満足したのは初めてでした。
いつも朝食をあまり食べないakkyも、もりもり食べてましたヨ。

この日は、アユタヤに行ってみようか、と言っていたので早起きでした。
11時にはフアランポーン駅に到着。
そう、ツアーではなく自分たちで切符を買って行くつもりなのです。(ドキドキ)

駅に着いて、サービスカウンターのようなところで時刻表を見せてもらうと・・・
なんと、次のアユタヤ行きの列車は14時半だというではないですか!
それではアユタヤ到着が夕方くらいになってしまう・・・
(遺跡に入れるのは大体17時くらいまでです)
夜景が綺麗というのも聞いていたけれど、やはり最初は普通に見学したい。
ということで、この日は諦めてのんびり散策することにしました。

まずはフアランポーンの駅でお茶することに。
と言いながら、飲んでいるのはチャン・ビールだったり(・o・)
店員さんが、私たちが持っている「指さし会話帳」に興味を示して
笑いながらぱらぱらめくったりしていました。
そのカフェからの駅構内の眺めです。

DSC00327

こんな風景を見ながらのんびりするのもいいものです。
みんな、どこに行くのかな。どこから来たのかな。
わけもなく、映画「ターミナル」を思い出してしまいました。
あれは空港ですけどね。

向かいの席には、白人の若い男の子が一人、座っていました。
見るからに学生風。バックパッカーってやつですね。
でっかいリュックに全てを詰めて、歩き回っているのでしょう。
小さなメモ帳に一心に何かを書きとめていました。
若さと希望のオーラに満ち溢れています。

今思えば、話しかけてみれば良かったな。
勇気の出なかった私とakkyです。
もう少し会話に自信があれば、勇気が出せたかもしれません。

そのあとは、サイアムセンター、MBKセンターへ。
MBKセンターはとてつもなく大きなショッピングモールでした。
デパートを歩くよりは、よほど楽しいです。
雑多で、いろんなものが置いてあって。
相変わらず、インチキブランド品が山ほど売られていますが(^-^;)
服なども安いので、どんどん買ってしまいました。
一着600円弱。ヽ('ー`)ノ

喫茶店で「キッタンドゥアーイ(おいくらですか)」が通じませんでした。
タイ語には声調というものがあります。
イントネーションのようなものと言えばいいのかな?
それを把握できていないと、ちょっとした違いで通じたり通じなかったりしてしまう。
何度言っても通じなくて、本を見せて教えてもらいました。
「オー、ケッ(プ)タンドゥーアイ」
どうやら、ドゥーにアクセントがくる感じのようです。(イマイチ自信なし)

それにしても皆さん親切です。
何度、街中でタイ語講座を開いてもらったことか。
この「キッタンドゥーアイ」がほとんどでしたが(笑)。
そもそも、カタカナで発音を覚えることに無理があるんですね、おそらく。

MBKセンターは広すぎて、見切れないままに、
夕食の時間になったのでタイスキのお店に向かいました。
サイアム・スクエアにある「カントン」というお店です。
初めてのタイスキ、辛いものが苦手なakkyが少し心配でしたが、
美味しい美味しいと食べまくっていて一安心。
辛いタレも旨みが深く、キツイ辛さとは違った感じがします。
残念ながら写真は撮りませんでしたが、ハフハフ言いながらたくさん食べました。
一人一本ビールを付けて、お腹が苦しくなるくらい食べて、
一人当たり300バーツ(約900円)です。

ここでも店員さんとのコミュニケーションが楽しかったです。
私たちが何か言うたびに、大笑いする女性の店員さんがいて、
こっちまで笑っちゃいました。楽しかったなー。
たぶん、必死にタイ語を使おうとする私たちがおかしかったのでしょう(笑)。
バカにした感じの笑い方ではなく、コミュニケーションをとりつつの笑い(^-^)゛
この店員さん、後で見たら「るるぶ」に載っていました。

ここでは「キッタンドゥーアイ」が通じましたよー。
ふむ、さっき講習(?!)を受けたばかりだしな。

ホテルに戻ると、お決まりのマッサージへ。
ああ、いいなあ。一日の終わりには必ずマッサージ。
日本じゃ望めない生活だわ。

明日こそアユタヤへ行こうね!
と、うとうとしながらも、おしゃべりが止まらない二人なのでした。

~あと2,3回!!~

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2005/11/02

Amazon、事前に本の中身をチェック

リンク: Yahoo!ニュース - ITmediaニュース - 事前に本の中身をチェック Amazon.co.jp、書籍全文検索を開始.

 「Amazon.co.jp」を運営するアマゾンジャパンは11月1日、書籍を購入前に全文検索・閲覧が可能な「なか見!検索」を始めた。米国などで開始済みの「Search Inside!」の日本語版で、和書と洋書合計13万冊以上が対象。必要な書籍を見つけやすくなる上、事前に書籍の中身を確認してから購入できるようになり、ユーザーの利便性が高まるとしている。

 現在の書籍検索機能から統合的に利用できる。検索窓に探したい単語などを入力して検索すると、書名のヒット分に加えて、書籍内の全文検索結果も別タブで選んで表示できる。

 検索結果ページには、全文検索にヒットした箇所の引用が表示され、クリックすると実際の書籍の該当ページが表示される。デザインやレイアウト、写真、挿絵などは実際の書籍と同じ状態で閲覧可能だ。

以前から噂はありましたが、ついに実現のようです。

私はAmazonをかなり前から愛用していますが、
こういった全文検索ができるといいなあ~と思っていました。

例えば、
「『トンネルを抜けると、そこは雪国だった。』
って何の本だっけ?」
と、1フレーズしか思い出せないときなど、重宝しますよね。

そしてまたすごいのが、書籍のレイアウトなどを、
そのままの形で参照できるということです。
字は大き目か小さ目か、事前にチェックしたり、
例えば洋書にチャレンジするときに、どの程度の難易度か覗いてみたり、
様々な活用の仕方が考えられます。
(洋書は、街で買うより、断然Amazonの方が安い!!)

写真や、挿絵もそのまま見られるんですよ。
もちろん、全頁は見られないようになっています。

書籍のデータ化などは全てAmazonが請け負っているとのこと。
すごいですねぇ。
ものすごい労力でしょう。

しかし、全文検索と豊富なユーザレビューで、
Amazonの地位はさらに確固たるものになりそうです。
私のAmazonでの立ち読み(?!)も、
さらに時間がかかるようになりそう・・・(^-^;)

そのうち、歌詞でCD検索なんてできるようになるのかしら。

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2005/11/01

ついにギガバイト・・・(T-T)

他のブログサービスに比べると、非常に容量が小さかったココログ。
30MB→50MBに「大容量化」したのが3月のことでした。

しかし、焼け石に水・・・といった感じで。
写真など使っているとあっという間に埋まっていってしまう。
既に半分近く使っていた私でした。

なんと、今日のお知らせで・・・
ココログベーシック(@nifty会員無料)が2GBとなりました!
一気にきましたねぇ!!
(*^^)//。・:*:・゜’★,。・:*:♪・゜’☆パチパチ

いえ、それだけなんですけどね。
しばらく容量の心配がいらないのが嬉しいです。

でも、この重さはなんとかならないのだろうか・・・。
贅沢ばかり言ってすみません、niftyさん。

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