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2005年10月の記事

2005/10/31

【課題】歌詞の翻訳

さて、先週の映像翻訳講座の課題の一つが、歌詞の翻訳でした。
「Star-spangled banner」(アメリカ国歌)と、ジョン・レノンの「Imagine」。

歌詞を全部載せるのはアレなので、
印象に残っていることをポツポツと書いてみます。

まずアメリカ国歌「星条旗」ですが、これは苦戦しました~。
まず、意味を理解するのが大変だったんですね。
戦争中に書かれた詩で、さらに異国の国民性で書かれていますし、
どこから何を見て書いているのかが、なかなか掴めませんでした。
主語と動詞もわかりにくい。

興味のある方は、こちらに全部の詞がのっています。
ウィキペディア「アメリカ合衆国の国歌」

やっと全体の意味がとれたとき、その勇ましさに驚きました。
良くも悪くも、非常にアメリカらしい国歌です。

上のリンクのウィキペディアは、ちょっと意訳しすぎなのですが、
詳しく解説を始めると文法の講義になってしまうのでやめておきます。
ひとつ印象に残ったのは、「rocket」という単語。
日本語ではロケット、ロケット弾です。
最初、パーッと訳したときにはロケット弾としていたのですが、
どうも情緒のなさが気にかかり、調べた末に「のろし」としました。

時代背景を考え合わせても、やはり「ロケット」は違和感があります。
さらに、先生が提案した訳がさすが!!
「火矢、なんかどうでしょう」
うーん、いいですねぇ。

辞書には載っていない言葉をさぐるのが、翻訳の醍醐味です。

一方、「Imagine」の方は、歌詞の理解は易しいです。
文法的にも中学生くらいでしょう。
しかし、いざ訳してみると奥が深いのでした。

「You may say I'm a dreamer」という詞があります。
私の訳は、「君は僕を夢追い人と言うかもしれない」。
dreamerという単語には、
理想家とか夢想家とかいう訳をあてることが多いと思ったので、
あえてちょっと変えてみたいと思ったのでした。

そうしたら、受講生の中にはもっとすごい人が!!
「君は僕のことを 頭がおかしいと言うかもしれない」
ちょっと意訳しすぎかもしれませんが、なるほどーと思ってしまいました。

さて、この曲の一番の難関が、possessionでした。
「Imagine no possessions」
無理に日本語にするなら、「所有というものがないと 想像してごらん」
しかし、英語のpossessionには、
支配、占有など、もっと広いニュアンスがあるようです。

それは分かるものの、それにあたる日本語がないのですね・・・。
「所有」という言葉自体も、歌詞としては情緒がなさすぎる。
私はさんざん悩んだ末にギブアップ、所有としました。

ドキドキしながら皆の訳が読まれるのを待っていると、
来ました来ました~。

「世界はみんなのものだと 想像してごらん」

なるほどー!!
所有・占有・支配がない、つまり全てが皆のものである、という意訳ですね。
唸りました。

もう一つ。

「無欲な世界を 想像してごらん」

所有という概念がないから、欲しいという欲望も生まれないというわけです。
ふむふむ。

みんなすごい!
素直に心の中で拍手していました。
違和感がありながら、途中であきらめてしまった自分に反省です。
そして、翻訳という作業は本当に頭を柔らかくする必要があると実感しました。

どこまで意訳して良いのか、というのがまたもう一つの難関ですね。

さて、この日の講義では「ハコ書き」というものもやりました。
こちらについても、後日書けたらと思います。

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2005/10/30

「コープス・ブライド」

家同士の都合で結婚が決まったビクターとビクトリア。
不安でいっぱいだったけど、初対面で惹かれあいます。
ところが、墓地で誓いの言葉を練習していたビクターは、
なんと死体に向かって誓いの言葉をささげてしまうのです。
さてさて、この三角関係はどうなるのか・・・。


「ティム・バートンのコープス・ブライド」、観てきました。
公式サイトはこちら

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」以来の、
ストップモーションアニメ。
とっても楽しみにしていました。
1~2秒の動きを撮るのに12時間を費やすこの手法は、
CG全盛の今だからこそ、魅力があります。

カラフルでにぎやかだった「ナイトメアー・・・」に比べると、
「コープス・ブライド」はまるでモノクロの世界。
(死者の国はカラフル、という皮肉・・・)
相変わらず美しい曲線に彩られた、バートンワールドが広がります。
物語も、しっとりと切なく進んでいきます。

悲しい事情を背負いながら、
ビクターを愛するコープス・ブライド(死体の花嫁)。
同情する気持ちもありながら、
やはりビクトリアの元に戻りたいビクター。
一心にビクターの無事を祈り、助けに行こうとするビクトリア。

3人のキャラクターがとても魅力的です。
誰も悪くないのに、誰かが悲しまなければならない。
みな幸せになりたいはずなのに、自己中心的になりきれない。
3人がそれぞれに優しすぎる心を持っているので、
切なくて切なくて、涙があふれてくるのを止めることができません。

なんだか現実の世界では、
不倫だとか、浮気だとか、二股だとか、
自己中心的な恋愛ばかりを周りに見ているので、
なおさら心にしみました。

小道具として、ピアノがとても効果的に使われています。
まさに、心が通じ合うために言葉はいらない、と思える場面です。
ダニー・エルフマンの音楽は
相変わらず世界観にぴったりで素晴らしいし、
コープス・ブライドの悲しげな歌声は
一度聴いたら忘れられません。

また、「スクラップス」という犬が出てくるお遊びも!!
「スクラップス」とは、ティム・バートンの短編映画、
「フランケン・ウィニー」に出てきた犬の名前です。
うーん、コアなファン向けのネタ、心憎いですね。
変わった名前なのでしっかりと覚えていた私でした(^-^)゛

悲しい恋愛物語ではありますが、
もう一つ考えさせられることがあります。
それは、「死者」に対する認識です。

ティム・バートンにとって、
「死者」は決しておぞましいものなんかではない。
それは、彼の作る作品たちを見ればわかると思いますが、
それでは「死者」とは何なのか?
生者である私たちにとって、どういう存在なのか?

その答えが、この映画にはあります。

そして、その答えが分かった瞬間、
また涙が止まらなくなるのです。

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2005/10/29

字幕の表記

またまた、わくわくしながら映像翻訳の講義の日を迎えました。
自分でも、ここまで楽しめるとは思ってませんでした。

課題は、どうにか形にしてあります。
しかし、イマイチ自信が持てないままに・・・。

小さな部屋で机を囲んで、さっそく開始。

字幕の書き取りについては、
皆が書き取りながら気づいたことを色々と報告し合いました。
さらに私が持って行った「シカゴ」の中から、
「ヴェルマ」と「ベルマ」どちらもあり得ますよね、という質問をして、
そこから表記の統一について話が発展。

先生「未だに、頑固な表記の仕方をしている雑誌が一誌だけあります」
私、すかさず。「スクリーンですよね!!」
映画ネタのときだけは生き生きとする私です(^-^;)

そうなんです・・・スクリーンの俳優名表記は、かなり個性的。
以前にも私の日記で触れました。(こちら
これは、やはり先生も不思議なようでしたね~。
まあ、正解はないわけですから・・・。

そのあたりで私が、
「昔、清水俊二さんの本で・・・」と言いかけると、今度は先生がすかさず
「『ベヴァリーヒルズにこだわるわけ』というのがありましたねえ!!」と。
なんか突っ込み合いみたいで楽しいです。

でも、どうですか。
「ベヴァリーヒルズ」というのは、確かに実際の発音には近いかもしれないけれど、
パッと字幕として出てきたらひっかかりませんか?
「ベヴァリーヒルズ高校白書」
うーん。

やはり、原語に忠実な表記というものにも価値はあると思いますが、
一般への浸透度とか、自然さというものも大事ですよね。
清水俊二さんというのは、字幕界では先駆者である大先生なのですが、
やはり今「ベヴァリーヒルズ」と表記するのには抵抗があります。

あとは、字幕のバック(映像)が白いときについても質問。
左の方だけ白いときには、右の方に字幕をかためたりしますが、
以前レビューを書いた「アイランド」なんかは、全編白っぽい画面なので
本当に字幕が読みづらかったのです。

「どうにかできないんですかねぇ?縁を黒くするとか」
と聞いてみたところ、今の技術ではフィルムでは難しいとのこと。
ただ、DVDのようにデジタル化されると、いろいろと調節ができるようです。

こうして、感じていたことを、実際に映像翻訳者に直接質問できるというのは
すごいメリットだと思います。
単純に楽しいし、解決策を話し合うのも楽しい。

こんなことについて一通り話した後、翻訳の課題へ移りました。
これも非常に勉強になりました。

こちらについても後日報告できればと思います。

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2005/10/28

一週間も終わり。

なかなか忙しい一週間でしたが、
私がそんなことを言ったら怒られそうなくらい、
同居人akkyも忙しい一週間でした。

朝、私が出勤するときにはakkyはぐっすり寝ています。
夜、akkyが終電で帰宅する頃には私はすっかり夢の中。
近頃、平日は完全にすれ違いの生活です。

金曜日は、久々にデートしよっか、ということになりました。
「できるだけ早く終わらせるから!!」
と言っていたakkyが現れたのは、午後9時半でした・・・。

まあ・・・終電よりは・・・・はやいよね・・・。

デートと言っても、ごはんを食べてお酒を飲むだけです。
私たちが行ったのは「だんまや水産」
なんて庶民的なんでしょう~(^-^;)
居酒屋、大好きです。

二人揃ってガツガツ食べて、あっという間に帰宅となりました。
まあ、仕事の愚痴なんかもお互い出ますが、
一週間分しゃべると、なんだかスッキリします。

こんなデートも良いものですね。

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2005/10/27

昔の日記

まだブログが出てくる前の話。
メモ帳にHTMLをポチポチと打ちながらHP作りを始めました。

でもコンテンツが浮かばなくて(笑)、
とりあえず日記をつけはじめました。
@niftyの「noteブック」という機能があったのです。

このたび、この「noteブック」がサービス終了となりました。
これだけブログ全盛になると、仕方ないかもしれませんね。

でも、書き溜めた日記は捨てるにしのびない。
当然のように、「ココログへの移行措置」が用意されていました!
というわけで、カテゴリにある「いろいろ日記」が昔の日記ですo(^-^)o
(しかし、時間の表記が全部おかしくなっています。
・・・このくらい我慢するか・・・)

ついつい、今最初から読んでしまいました・・・。
転職前から、今に至るまでの気持ちの変化がよくわかって懐かしい。
日記って、ほんと自分のために書くものだなあと実感。

ブログになってからは、毎回ある程度テーマを決めて書いています。
でも、この昔の日記たちは、ほんとに日記(笑)。
毎日あったこと、思ったことをつらつらと書いている。
意外とこういう方が自分で読むには面白いなあ。

しかし「2ヶ月ぶりの日記です」とかあったけど・・・
日記じゃないだろソレ!( ̄□ ̄;

http://ucchy.tea-nifty.com/osa/2003/07/post_c96d.html

このあたりを読むと、まさに今につながっていて面白いです。
この頃は、まさか本当に翻訳会社に転職できるとは思っていなかったし。
映像翻訳会社で勉強することになるとも思っていなかった・・・。
海外旅行にも行きましたしね。
思い続ければ、目標は必ず現実にすることができるのかもしれません。
(夢ではなく、目標というところがポイントです)

しかし、、「シービスケットを見てダビスタをやりたくなりました」なんて日記は
どうかと思うぞ(^-^;)

それにしても、私って本当に映画が好きなんだなあ、と
読んでいてしみじみ感じました。

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2005/10/26

字幕のひみつ

今日は、ちょっと課題を紹介したいと思います。
課題とはいっても、まだ第1回目ですからほんの少しです。
今回の課題は3つ。

そのうち1つは、映像翻訳を独学で学びたい人にも役立ちそうな課題でした。
それは、「字幕の書き取り 100カット」

文字通り、字幕を書き取っていくのですが、
漫然と書き取っても意味はありません。

字幕には「1秒4文字」「1行12文字」「最大2行」など、
様々な決まりごとがあります。
それらを確認・発見しながら書き取っていくのです。

題材は自由だったので、私は大好きな映画「シカゴ」を選びました。
字幕は戸田奈津子さん。
DVDの一時停止を繰り返しながら、黙々と打ち込んでいきます。
こんな感じです。(写真はクリックすると大きくなります)

DSC00389

この中に一体、どれだけの決まりごとがあるでしょう。

○歌や、ポスターの文字は斜体(イタリック体)
○「-」は半角
○台詞等が次の画面に続くときには全角音引2マス「--」
○「、」は半角スペース、「。」は全角スペース
○ルビをふるときには上の行は上に、下の行は下にふる
 (行間が空きすぎるのを防ぐため)
○歌が2行にまたがるときは、頭を2文字落とす

ざっと見ただけで、これだけのことがわかります。
ここまで意識して書き取りをしないと、意味がありません。
普段、漫然と映画を見ていても、こんな細かいことには気づきませんよね。
私も、書き取ってみて初めて意識しました。

また、例外も発見されます。

DSC00390

この31番の字幕は、歌詞なのですが
頭が5文字分落とされています。
おそらく、2行並んだときのバランスをとるためでしょうね。
こういったことも、実際の字幕で確認するのが一番です。

黙々と字幕を打ち込んでいくのは思いのほか楽しくて、
ほっといたら最後までやってしまいそうでした。
無意識に見ているものを、とても深く意識できる作業です。

残りの2つの課題は、歌詞の翻訳。
英文和訳ではなく、翻訳です。

やはりこちらは手こずってます・・・
歌詞を訳すのって難しいですね。
土曜日までに間に合うように頑張ります。

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2005/10/25

「夜想曲」by及川光博

このアルバムのジャケット写真、最高です。
超セクシー。

みっちー、昨日で36歳になりました。
おめでとうございます。
本日はyahooでトークライブがあり、楽しませてもらいました。
30分を延長して40分くらい話してくれてたな。
しばらくしたら、上のリンクから
15分程度のダイジェストが見られるようになるかもしれません。

「年を感じる瞬間は?」
「揚げ物がダメになった・・・」

というやりとりが、つい最近私も友人としたばかりだったので
笑っちゃいました。

あえて言うなら、オススメは、
6曲目の「Lazy」だそうです。
明日発売なのでみんなGOですよ~(^-^)/

B000B63EII夜想曲-ノクターン-
及川光博
喝采 2005-10-26

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2005/10/24

五才(いつつ)の頃

今日はすっかり残業で遅くなってしまいました。
映像翻訳の課題について書いてみようかと思っていましたが、
また後日・・・。

そういえばタイ旅行記も完結していない( ̄□ ̄;

なんとなく今日は、中島みゆきの
「五才(いつつ)の頃」という曲が頭の中で流れていました。
ノスタルジックでほろ苦い、素敵な曲です。

マイナーな曲なので楽譜などもないのですが
ギターで弾き語ってみたいなあ・・・とLADYBIRD片手にポロポロ。

どうにかそれらしく弾けました。
コード3つでいけます。
「STAND BY ME」なみに簡単です。

エンドレスで弾いていると、なんだか淋し~くなってきてしまいました。

「時は流れすぎて 大人になって
涙流しながら 泣けなくなった」

という歌詞があります。

そういえば、泣かなくなったなあ。
映画を観て泣くのはまた別の話だし。

痛いから泣く、とか、
悲しくて泣く、とか、
淋しくて泣く、とかいうことが、なくなりました。

そんなふうに泣いたのはいつのことだろう・・・。

五才の頃は泣いていたのです、間違いなく。

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2005/10/22

初講義

以前書いたとおり、土曜日の映像翻訳会社通いが始まりました。
初日ということで朝から緊張。
私なんかでついていけるだろうか・・・と、不安でいっぱい。

終わってみての第一声は「楽しかった!」です。
まだ入門ですし、訳す文章も文法的には簡単なものばかりです。
しかし、「翻訳」という作業の奥の深さにどんどん引き込まれ、
あっという間の二時間でした。
講義は、少人数のディスカッション形式で進んでいきます。

小テストの第一問は「I love you.」でした。
興味がある方は、訳してみてください。



****************************

私の解答は「愛してる」/「大好きだよ」。
周りも大体、似たような感じでした。

ここで、先生の質問。
先生「みんな"I"を省略してるね。なぜ?」
生徒「日本語では省略した方が自然だからです」
先生「そうだね。でも、省略するとしても考えなければいけない。
    なぜかといえば、主語によって語尾が変わるからです」

ここで、みんなで"I"の日本語訳を山手線ゲームのように言うことに。
「私」「あたい」「僕」「オレ」「それがし」「拙者」「小生」「おら」・・・・・
まだまだまだまだあります。
先生が、広辞苑で探してきたリストを見せてくれました。
英語の"I"に当たる言葉が、日本語では120個近くあるのです!!

同じように、"you"に当たる言葉は200個以上あったそうです。
何故こんなに多いかといえば、複数形も含むからなのですね。
「きみ」も「きみ達」も英語では「you」ですから。

「(私、あなたが)好きです」
「(あたい、あんたが)好きよ」
「(僕、きみが)好きだ」
「(オレはお前が)好きなんだ」

ちょっと考えただけでも、どんどんバリエーションが出てきます。
これが、英語ではすべて「I love you」になると考えると、
日本語の表現の幅広さに驚きます。

ちなみに「愛してる」という言葉は、もともとは日本語にはなかったそうです。
明治時代に、"love"という英単語の翻訳語として生まれたものだそうで、
だから日常であまり使われないのも自然なことだ、ということでした。
こんな雑学も、聞いているだけでとっても面白いです。

そのほかにも、前後の流れによっては「I love you」を
「大嫌いだ」と訳すことだってありうるとは、かの松浦美奈さんの言葉。
この方の字幕も劇場映画でよくお目にかかるはずです。
日本語として自然な流れにするためには、
「月がきれいだね」くらいに意訳するべきだ、とは夏目漱石の言葉。
また、名訳のひとつには「死んでもいい」というのがあると聞きました。

へぇ~なるほど、と唸ってしまうことばかり。

これらは講義のほんのさわりです。
翻訳とはどんなものか、少しでも伝われば幸いです。

また、タイトル・ライターさん(字幕を手書きする人)が書いた、
原版なども見せてもらいました。
ちっちゃな金属板(なんと、5mm×5mmくらい!!)に、
文字が浮き彫りになっています。
縮小されたこの金属板を、フィルムに焼き込んでいくのです。
フィルムは1秒間に24コマ進むので、
1秒間字幕を表示させたければ24コマ分に文字を焼き込むわけですね。
アナログな作業ですが、やはり手書きは味があるなあと思いました。
最近はコンピュータのフォントも増えていますが、
このままデジタル化が進むと思うと淋しいものがあります。

課題もさっそくいくつか出ました。張り切って取りかかろうと思います。
来週からの講義が楽しみでたまりません。

やはり、通信講座とは全然違った良さがあるなあ、とつくづく思いました。

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2005/10/18

レイラ、ナナを制す

リンク: Yahoo!ニュース - デイリースポーツ - 「NANA」劇中歌でりえ超え.

ハワイ出身の新人歌手・伊藤由奈(22)が17日、史上初の快挙を成し遂げた。「REIRA starring YUNA ITO」として9月7日にリリースしたデビューシングル「ENDLESS STORY」が24日付オリコンシングルチャートで4位にランクイン。女性ソロアーティストとして初めて「デビュー曲が6週連続ベスト5入り」した。

やりましたね~。
すごく良い歌だなあ、と思っていたので純粋に嬉しいです。
伊藤由奈さん、実力に裏打ちされての華々しいデビューですね。

ベストセラー漫画「NANA」の映画化で、レイラが歌った曲。
現実でも圧倒的にレイラが勝ちました。
そういう意味では絶妙なキャスティングだったわけですね。

今回の映画では、この曲を歌うところくらいしか出番がない、脇役のレイラ。
このヒットは、快挙でしょう。

まあ、映画の中でナナの歌は全てはしょられていたのに対して、
レイラの歌はフルで流れてましたけど(苦笑)。

***以下、ネタバレあります***


映画では今後描かれるであろう、レイラとタクミの関係。
レイラは幼馴染のタクミにずっとかなわぬ恋をしていて、
トラネスの歌詞はレイラが担当しているということを知っていると、
この曲はなおさら響いてきます。

そしてさらに、「私は歌っていなければ存在価値がない」という、原作のレイラの台詞。
タクミのそばにいるために、叶わぬ想いをこめて歌い続けているレイラ。
それらのシチュエーションが、この曲に凝縮されている気がします。

私は映画を観る前から、この曲が予告で流れるたびに涙が出そうになりました。

原作のファンなら心を鷲掴みにされてしまうはずです。
色々な要素があますところなく詰め込まれた名曲だと思います。
(洋楽のカバーだとは知りませんでした!詳しくは下に・・・)

ただ一つ疑問が。

なぜ「REIRA」??

レイラはハーフなので本名なのですが、確か原作では「LAYLA」のはず。
ニューヨーク生まれで、なおかつエリック・クラプトンの名曲、
「LAYLA(いとしのレイラ)」にちなんで名付けられた設定なのだから、
わざわざローマ字にしなくても・・・と思いました。変。

原作ではこれが大切な伏線にもなっているのにな。
一般の人に読みやすいようにという配慮なのでしょうが・・・。

何はともあれ、伊藤由奈さんの今後が楽しみです。

laylaENDLESS STORY
REIRA starring YUNA ITO Dawn Ann Thomas ats-
ソニーミュージックエンタテインメント 2005-09-07

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何と驚くことに、この曲には原曲がありました。
洋楽のカバーだそうです。
ジョディ・ワトリーの「If I'm not in Love」。
このアルバムに収録されているそう。
これは是非聞かなければ・・・

B00005GS9Zフラワー
ジョディ・ワトリー
ユニバーサルインターナショナル 1998-03-31

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2005/10/17

MADONNAのプロモ集

B00005OOG4ベスト・ヒット・コレクション
マドンナ
ワーナーミュージック・ジャパン 2001-11-07

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昨日書いたCDの曲がほとんど入っている、プロモ集です。
やはり、映像を見るとイメージもふくらんで楽しいです。

CDで聴いたときはさほどでもなかった「VOGUE」
そのスタイリッシュでクールな映像には、鳥肌が立ちました。
イメージとしてはブロードウェイ版の「シカゴ」

そしてまた、この曲のMTV大賞授賞式バージョンで鳥肌が・・・。
「これが私のスタイルなのよ!!」とばかりに、
下品ぎりぎりのところでエロパフォーマンスを繰り広げるマドンナに、脱帽。
その潔さに、不思議と嫌悪感はわきませんでした。

「LIKE A PRAYER」はヘビーな見ごたえのある映像でした。
十字架を燃やして問題視された、いわくつきの作品。
宗教がからむとなかなか理解が難しいですね~。

特筆すべきは「MATERIAL GIRL」
見ていて何かを思い出すなあ、と思ったら。

映画「シカゴ」のナンバー、「ROXIE」ですよ!!
レニーが男性陣に囲まれて歌う、あのナンバーです。

たぶん元ネタなんでしょうね。
そっくりすぎて笑ってしまうくらいでした。
知らなかったなんて、悔しい。
次はほくそ笑みながら見れそうです。

どれもこれも、まるで別人のようなマドンナでした。
ファン必携です。

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2005/10/16

MADONNA、待望の新曲!

最近、すっかりマドンナの曲にハマっている私。
CDのみならずDVDまで買い込んでしまったほど。

今、一番のお気に入りは「LIKE A PRAYER」です。
エンドレスで聞いてしまう・・・。
ハマったアルバムが、こちらです。
有名な曲ばかりで、聴いたことあるものが多いですね。

B00005HFO8ウルトラ・マドンナ グレイテスト・ヒッツ
マドンナ
ワーナーミュージック・ジャパン 1990-11-17

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そのマドンナが、今度新曲を出すというではないですか。
ネットをうろうろしていたところ、
なんと公式サイト(なのかな?)のようなところで流れていました~ヘ(^o^)ノ
こちらです。(開くといきなり流れますのでご注意を!!)

http://www.madonna.com/

しかもですね、上のナビバーの矢印をクリックすると、
他にも何曲か聴けてしまうのですよー。
なんて太っ腹!!

マドンナって興味はあるけど、聴いたことないな・・・なんて人は、
是非試しに聴いてみてください。

ちなみに個人的に、新曲の「HUNG UP」はシビレました。
かっこいいわぁ。

それにしてもマドンナ、何歳なんでしょう?
ずっと第一線でやってきてるんですからすごいですよね。
今度のワールドツアーで日本に来るという噂もあるし、楽しみです。

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2005/10/14

新たなる一歩

今週は仕事でイベントなどがあり、
精神的にテンパっていた一週間でした。

・・・・さぼりの言い訳おわり。

いろいろと考えまして
また一歩、新しい道に踏み込みました。

やっと翻訳会社へ転職した私ですが、
またもや転職を・・・・・

いやいや、そうでなくて(^o^;)

やっと翻訳業界にもぐりこめたわけなのですが、
少しずつ仕事にも慣れてきてペースもつかめてきたので、
ここらでもう一歩前進です。

とある「映像翻訳会社」を見学してきました。
そして、そちらで週に1回、勉強させていただくことになりました。
課題盛り沢山の集中講義です。
今回は、字幕に絞って勉強してみます。

講義で土曜日がつぶれ、課題で日曜日がつぶれ・・・
そんな1年になるかもしれません。

1ヶ月で挫折するかもしれません。

さて、どうなることやら。
まずは仕事との両立、上手くいくかどうかですね。

講義は来週からです(^-^)/
モチベーションを高めるために、
大好きなこの本を読み返していました。
非常にオススメです。

4560073368字幕の中に人生
戸田 奈津子
白水社 1997-06

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軽いウォーミングアップにはこちらを。
懐かしい映画がたくさん出てきてドキドキです。

4087470202男と女のスリリング―映画で覚える恋愛英会話
戸田 奈津子
集英社 1999-02

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2005/10/10

名作「ショコラ」

本日は六本木ヒルズ、プレミアシートにて
2度目の「ショコラ」観賞。

レイチェル・ポートマン作曲の哀愁漂うジプシー風音楽にのせて、
くすんだ色の古びた街並みが映ります。

そこは、古い古いしきたりに呪縛された街。
解き放たれたいという想いすら忘れてしまった住人たち。

そんな静かな街に、北風にのってやって来る母子がいました。
真っ赤なマントに身をつつんだ二人の姿が街に現れる瞬間は、
さながら一枚の絵画です。

この二人が運んできたもの。
それは、不思議なカカオのお薬。
別名「ショコラ」。

ちっちゃなちっちゃなチョコレートが巻き起こす様々な騒動。
人の心を開いてしまう、不思議なお薬。

しかし、変化を好まないこの街には、
二人は歓迎されない旅人なのでした・・・・。


あらためて観ると、本当に素晴らしい作品でした。
おとぎ話でありながら、人間の様々な部分を本当にリアルにとらえていて。
切ない思いにとらわれたり、涙したり笑ったり。
何よりも、あれだけの俳優がそろったというのが奇跡です。

たしか、公開当時のキャッチコピーは
「おいしい幸せ、めしあがれ」

その通り、つかの間、別世界に連れて行かれて、
どっぷりと幸せな気分に浸れる映画です。

一見の価値ありですよ。

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2005/10/09

「ノッティングヒルの恋人」

昨日は市川コルトンプラザのTOHO CINEMASへ。
この日は「ノッティングヒルの恋人」のリバイバル。
ジュリア・ロバーツとヒュー・グラント主演のラブストーリーです。

下町のしがない本屋と、大スターがひょんなことから出会い、
次第に恋に落ちていく・・・オーソドックスな物語。
ありがちといえばそれまでなのですが、
この映画は脇役がとても個性的で、楽しませてくれます。
ロードショー時に一度観ているのですが、それが一番印象に残っていました。

やはり、不満は最初のキスですね。
大スタージュリアが、初めてヒューにキスするシーンが唐突。
ここで感情移入ができないために、いつまでもモヤモヤしてしまう・・・。
その後の展開はなかなか良いのになあ、と惜しまれます。

この映画のプロットはまさに「ローマの休日」です。
あらためて見直してみて、そのあまりの類似性に驚きました。
王女→女優、新聞記者→本屋、という違いはありますけど、
物語の骨子はほぼ一緒ですね。
男の側の親友は秘密を知っていて・・・という状況も一緒だし、
最後は記者会見というところまで!!

まあ、王女は純粋で可愛かったけど
女優は気まぐれでわがままですが・・・(^o^;)

それでも、これだけスパイスを変えると別の作品になるのだという
とても良いお手本ですね~。なるほど。
さすがにこれを盗作という人はいないでしょう。

この頃のジュリアは、本当に輝いています。
一番、可愛くて美しかった時期です。
ヒューは、「ブリジット・ジョーンズ~」と二日連続で見ていたため
「若いなあ!!」とびっくり。
でも、皺の増えた今の方が素敵です♪

ちなみに、特別イベントで「プレミア・スクリーン」での上映でした。
フカフカのリクライニング・シートに、サイドテーブルがついていて、
専用ラウンジまである、通常3000円(!)の席ですよw(゜o゜)w

それが、なんと1000円だったのです(^ ^v

居心地良かったなぁ。
でも3000円も出すならもう一本映画観た方がいいな。

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2005/10/08

「ブリジット・ジョーンズの日記」イッキミ

金曜日、仕事をこなした後、映像翻訳会社の見学へ。
しばらく、土曜日はここに通うことになるかもしれません・・・。
詳しくは決定したら後日。

その後はおなじみ、六本木ヒルズTOHO CINEMASのイッキミが、
この日は24時からありました。
ブリジット・ジョーンズの日記、2本です。
イッキミって、疲れるんですが何だかヤミツキになります。
あのどっぷり感がいい!

仕事の後だし、遅い時間だし寝ちゃうかな~と思い、
眠気覚ましドリンクを購入。
バッグにしのばせていきましたが、出番がありませんでした。
面白くって面白くって、眠くなる暇が全くなかった!
どちらも前に観てるんですけどねー、すごいですね。

いろいろと気のきいた台詞がちりばめられているんですが、
プレイボーイのヒュー・グラントのこの台詞が良かったなぁ。

「家に寄って行かない?
ヘンなことはしないよ、セックスだけ」

こんな台詞がサラッと言えて、いやらしくならないヒューは
ほんとに罪なくらいイイ男だ。
狙っている女性がいる方、使ってみてはどうでしょう?
しかしこの台詞の使用上の注意には
「素人にはオススメできない」
と書いてありますので、細心の注意を払って使ってくださいね。

やっぱりテンポは1作目の方が断然良かったけれど、
眠くならないのだから2作目もスゴイな。

しかし、一気に観るとレニー・ゼルウィガーの太りっぷりは凄い。
2作目、あそこまで太る必要はあったのか?!
と思ってしまう(^o^;)

しかし、今はまたもやスレンダーですからね。
まさに、女版ロバート・デ・ニーロ。

この間、結婚して15日で離婚しちゃいましたけどね・・・。

ま、人生いろいろですが、私はレニーが大好きです♪

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2005/10/07

またもやオールナイト

最近さぼりすぎなので、携帯から更新します。
というのも、またイッキミなのですよ~(o^-')b
今日はブリジット・ジョーンズなので2作だけですけど。

明日は「ノッティングヒルの恋人」。
月曜日は「ショコラ」。
来週の土曜日深夜はティム・バートン特集で
「猿の惑星」
「スリーピー・ホロウ」
「ビッグ・フィッシュ」。
日曜日は「めぐり逢えたら」。

これだけのチケットを押さえてしまいました…。
懐かしいラインナップですよね。

これらは全て、TOHO CINEMASのプログラムです。
面白い特集やリバイバルをたくさんやってるんですよねー。
六本木ヒルズをはじめとして私の行動圏内に3か所あるので、
思い切ってシネマイレージカード作っちゃいました(^∀^)/
今まであまり注目してなかったのが悔やまれます。
またこれでしばらくは映画づくしです♪

上映まで時間があるので、
今日はこれから、映像翻訳会社の見学に行って来ます。
ワクワク。

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2005/10/02

コンタクトデビュー

たまにはタイ旅行記をお休みして。
本日、コンタクトレンズデビューしましたー(^-^)//""パチパチ

まあ別にめでたくはないのですが、
目の中に異物を入れるのが怖くて、ずっと敬遠していたのです。
その恐怖を克服できたというお祝い(?)です。

何を隠そう、就職するまでは両目2.0だった私。
就職して6年目くらいになりますが、毎年順調に視力が落ちていき、
本日の測定では両目0.2でした。

数字、入れ替わってるよ!!( ̄□ ̄;

一日中、文字とニラメッコの職種ですから、仕方ないです。
パソコンも使用しまくりだし。

で、去年メガネを作りました。
普段の生活には、こんな視力でも全く不自由を感じなかったんですが、
やはり舞台や映画を観る時は、クリアに観たいと思って。
そういうときだけ、メガネをかけていたんですねー。

でも、やっぱり邪魔に感じることも多くて。
長年コンタクトを愛用しているakkyの後押しもあり、
たくさん下調べをして本日の購入に踏み切りました。

調べまくった甲斐あって、とっても良いお店を見つけましたよ。
なんといっても安い!!
そして、検査や指導もとても丁寧にやってくれました。
東京近辺の方は是非のぞいてみてください。
たくさん店舗がありますが、この有楽町店が全体的に最安のような気がします。

ベストメガネコンタクト有楽町店

私は「2weekアキュビュー」にしたので、3ヶ月分で3000円台です。
もっともっとかかると思っていたので、びっくりでした。
乱視が入っているakkyも、今までの半額くらいになりました。
あ、クーポンをプリントアウトしていってくださいね。

着け外しの練習も、何度か失敗しながら意外と早く終わりました。
しばらくは、時間かかりそうですが・・・(^-^;)

今は、1day使い捨てのカラーコンタクトなんかもあるんですねー。
ちょっと面白そう。

その前に、早くコンタクトのある生活に慣れようと思います。
ああ、まだなんか異物感が・・・。

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2005/10/01

nanoなの。

今、話題のiPod nano。
皆さん、実物をご覧になりましたか?

私、見ましたよ。
見てしまいました。
見なきゃ良かった・・・。

あれ、見たら間違いなく欲しくなりますって!!

ああー、ごめんakky。
せっかくiPod miniくれたのにね。
私、これ買ってしまいそうだよ・・・。

と思っていたら、akkyも隣で
「mini売っぱらって、これ買おうかな」ですと!

おそるべし、nanoの魔力。

いやー、ネットで写真もたくさん見ていましたが、
実際見ると感動しますよ。
あの小ささ、薄さ(iPod shuffleよりも薄かったです)。
なのに、カラー液晶!!

iPodnano

可愛かったなあ・・・。

でも私はしばらくminiを通しますよ、えぇ。
毎回買ってたらきりがないですもんね・・・。
今回はブラックがあって、ちょっと新鮮ですね。

B000A40NGWApple iPod nano 4GB ブラック [MA107J/A]
アップルコンピュータ 2005-09-08

by G-Tools

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