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2005/09/03

映画版「NANA」

なんだかんだ言いながら、封切日に観にいってしまいました(^-^;)
原作、大好きなんですもん。

感想、書こうかどうか迷ったんですけど・・・正直に書きます。
私の主観です。

全体的には、原作ファンなら楽しめると思います。
特に、707号室の再現度なんかは、涙モノです。
ハチはかなりイメージどおりで可愛いし、
レイラの歌声も私は好き。
(でも守ってあげたい感じではないな、あのレイラ。)

ノブとヤスも結構いいかなと思いました。
レンはもっとバタ臭い顔にしてほしかった。
シンは・・・「美少年」だったはずでは??え??
章司はなんかヘラヘラしすぎ。
サチコはただの計算高い嫌な女に成り果ててますね。
(しかも、可愛くない上に、気持ち悪いアニメ声)

まあ、なんだかんだ言っても、見てる内になじんできました。

しかし、どうしても許せないのは。

ナナですよ・・・・・・・。

あの演技は、学芸会以下ですよ・・・・・・・・。

歌はもともと、そんなに上手くない設定だから、まだいいのかもしれないけれど。

あの、感情の全くこもらない台詞まわしと表情、
勘違いのカッコつけは、許せないレベルでした。
あー書いちゃった。
だって、観ていて怒りがわいてくるほどひどかったんです。

主役の1人が一番のミスキャストとは、致命的です。
ハチが良かっただけに、ほんとに残念。

やっぱり映画を撮るときくらいは、「女優」を使うべきです。
歌が吹き替えの方がまだマシじゃないですか。


柴咲コウあたりで観てみたかった気がします。
インパクトのある瞳と、独特の存在感。
思い切ってショートに変身してもらって。

彼女のパンクロックへのチャレンジなら、見ごたえありそうです。
女優魂は不可能を可能にしますから。

***************************

原作を読んでいない、男性Yoshinoさんの感想です。
読み応えがあります。貴重ですよ~。
私の子供っぽい怒りを流してくださり、心から感謝です。(すみません!)

「NANA」(in "small_happiness")

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

どうも、FarsideのYoshinoです。

[NANA]、私も観ました。原作を知らない私はけっこう楽しめて、
感想もかなり褒め言葉が多いです。
「華奢でちっちゃなコがとんがってみせる」というシチュエーション
が、とってもかわいく感じられる男なもんですから。
でも、原作のファンの方からすると、けっこう辛い映像化なんですね。

ずいぶん前の話ですが、私は日芸卒なんです。芸祭の前になると
中島美嘉が演じたNANAみたいな(外見の)コがけっこういて、私に
は見覚えのあるキャラクターに感じられました。妙な自意識が暴走
して、まともに感情表現が出来ないガキもいっぱいいましたし。
それでも、原作のファンにとっては不満な点が多いのも分かるような
気がします。私自身は「コミックの映画化だから」ということで漫画
チックな設定にも納得して観ていましたが、原作ファンにとっては
もっと生き生きした、血の通った存在として映画化して欲しいのでは。

今日、中島美嘉の"GALAMOROUS SKY"と伊藤由奈の"ENDLESS
STORY"を聞きました。LIVEバージョンじゃ無いからかも知れません
が、映画で感じたような良さは感じられませんでした。その点は、
ちょっとガッカリかな、と思います。

投稿: Yoshino | 2005/09/06 22:48

>Yoshinoさん

こんばんは、いらっしゃいませ~。
まず始めに、すみません!!
中島美嘉さんをこき下ろしてしまって・・・。
やっぱりあれですね、原作のイメージが強すぎるんです。

私の言い草に腹が立ってもおかしくないと思いますが、
大人なコメントで感謝しております・・・。

Yoshinoさんの感想も読ませていただきました。
原作を知らない方の感想として非常に読み応えがあって、面白かったです。
私は原作を知っているから楽しめたのかな、と思っていたのですが
そうでもないのですね。

こういう感想を聞けるのはとても貴重で、嬉しいです。
男と女では、また見方も違って当然ですよね。

原作には、本当に忠実でしたよ。
あのハチのモノローグで、毎回連載が締めくくられるんですが、
ほとんどが原作の言葉のままでした。
私なんか、結構一字一句覚えているので
(だって、なかなか詩的で美しいモノローグが多いのですよ)
ちょっとでも変えられていると違和感があったりしました。

原作、オススメですけど、やはり男性には抵抗がありますかね(^-^;)
映画は、確か4巻の途中くらいまでの話で、
全体から見るとほんの導入部分です。
これから、すごいドロドロした話になっていき、
ハチのモノローグも悲劇を暗示するものになっていきます。

それがまた、サスペンス的要素となって、
「どーなるの?!」とあおられる訳ですね~。

今回も客の入りは良さそうですし、おそらく続編は作られるのではないでしょうか。
しかし、連載もまだまだ終わりそうにないので、難しいところです。
謎が多すぎて、安易に映画化できないというか。

伊藤由奈の"ENDLESS STORY"が、私はとても好きでした。
軽いネタバレしてしまいますが、原作でレイラはタクミに恋しているんです。
しかし、タクミはレイラを歌姫として、そして妹としてしか愛せない。
だからレイラは、いつも切ない思いを抱えて声の限りに歌っているのですが、
そういう背景を知ってあの曲を聴くと非常に切ないのですよ・・・。

思わず泣いてしまった私でした。

投稿: うっちー | 2005/09/06 23:29

中島美嘉ですが、「好き」と言っても、「好きな曲が何曲かあるので
CDを持っている」という程度ですし、気にされることはありません。
たぶん6~700枚ぐらいのCDを私は持っていますが、「このアルバム
は全曲好き」というCDはほとんど一枚もないです。
好きなアーティストにも必ず嫌いな曲ががありますね、私の場合。

話は逸れますが・・・
自分は何が嫌いなのか、それを知るのはとっても大切なこと。
もし本当に誰か、何かを好きになりたいなら、それはどうしても
必要なこと。ただ盲目的に好きなんじゃなく、両目でしっかり見た
上で選び取った「好き」という選択の方が、きっと中身は濃いはず。
だから、「嫌い」っていうのは自分を知るためのとても大事な感情で、
人に押しつけるのは論外だけど、決して抑え込むべきじゃないと思う。
・・・なんてことを友達と話したことがありました。
観る映画も聴く音楽も全く違うのに、話していて妙に楽しいんですよ。
やっぱり、自分と違う[好き嫌い]を相手が持っているからでしょうね。

「レイラの届かない恋心」という背景を教えてもらってから
"ENDLESS STORY"を聞き直してみると、
『たとえば 誰かのためじゃなく あなたのために歌いたい』
という詩に切ない想いが重なって、昨日よりも[届く]歌になりました。
でも、やっぱりLIVE Versionが観たい・聴きたいので、DVD付きだと
いうサントラを買ってみようと思います。

長くなって済みません。

投稿: Yoshino | 2005/09/07 20:17

700枚・・・すごいです。
だからそんなに広い視野を持てるのでしょうか。

「嫌いなものを知るのは大事なこと」
とても納得できました。
私も同感です(^-^)/
みんな同じ感想じゃつまらないし、そこで議論を交わしたりするのが楽しい。

ただ、ネット上では変な方向に行ってしまうことがままあるので・・・。
皆が皆、Yoshinoさんのように冷静な人ではないんですよね。
だから、ついつい嫌いなものについて書くことには慎重になってしまいます。

でも、こんなふうなお話ができるのはとても楽しいです。

レイラの恋心、豆知識としてお役に立てて良かったです(笑)。
コメントが長くなるのは、私もいつものことなので、気にしないでくださいね。

投稿: うっちー | 2005/09/07 22:58

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