「アビエイター」
滑り込みセーフで観てきました。
いやあ、良かった。
久々に、別世界にどっぷりと連れて行かれました。
約3時間という長さを全く感じさせない、濃厚な映画でした。
ハワード・ヒューズといえば、高名な映画監督としてしか知らなかった私。
航空機の分野でここまでの人だったとは全く知らず、驚くことばかり。
その異常なまでの情熱には、やはり感動を覚えずにはいられません。
キャサリン・ヘプバーンとの関係にも、胸を打たれるものがありました。
彼女も、本当に人間的魅力のある人だったのだろうなあ、と思います。
飛行機のシーンはどれも圧巻。
大迫力で、飛行機にとりつかれた者の気持ちが観客にも伝わってきました。
一体、どうやって撮ったんだろうと思うくらい、すごい映像のオンパレードです。
レオナルド・ディカプリオは、すっかり中年の風格ですね。
「タイタニック」がそんなに前には思えないのに、
少年の顔はすっかり消え去っています。そして、熱演です。
ケイト・ブランシェットは、やはり凄い存在感。
私はあまり、実物のキャサリン・ヘプバーンを知らないので、
違和感なく観ることができたのかもしれません。
ケイトの別人ぶりがすごかった。
仕草や声、話し方までもがいつもと全然違う。
アカデミー助演女優賞も納得の、素晴らしい演技でした。
ケイト・ベッキンセールは、
歴史的な美女である大女優、エヴァ・ガードナーを演じるには、
まだまだ早かったという感じが否めません。
美人は美人なんですけど、何か物足りないんですよね。
もうちょっとカリスマ性のある女優で観たかったなあ、という気がします。
ジュード・ロウが出ていたのは嬉しい驚きでした。
そしてチョイ役でウイレム・デフォーまで!!びっくり。
気象学者はイアン・ホルム。
そう、「ロード・オブ・ザ・リング」のビルボ役(フロドの叔父)の方です。
なんとまあ、豪華なキャストでした。
マーティン・スコセッシ監督だからこそ、集まったキャストかもしれません。
音楽もとても良かったです。
「ロード・オブ・ザ・リング」を手がけたハワード・ショアの作曲でした。
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キャサリン・ヘプバーンについて、よく知ってらっしゃる方の感想です。
お友達のあけみさんのページ。
↓
「アビエイター」(「風と空と海と生き物と♪」より)
これを読ませていただいて、
本物のキャサリン・ヘップバーンをたくさん観てみたいと思いました。
そういえば、うちの母も大好きだと言っていたっけ。
私も母に見せられた事があるんですが、遠い昔なのであまり覚えていません。
いつも私の知らない時代を教えてくださり、感謝感謝です(^-^)/
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コメント
気象学者はイアン・ホルム。
そう、「ロード・オブ・ザ・リング」のビルボ役(フロドの叔父)の方です。
へ~~ちっとも気がつきませんでした
さすがに、うっちーさんです
いい感想ですね
頭の中がきちんと整理されていて
すごいなぁと思いました
キャサリン・ヘップバーンは
うっちーさんには「冬のライオン」をおすすめします
私おばぁさんになったのでTバツクが使えないのです
許してね
投稿: あけみ | 2005/04/25 06:43
>あけみさん
えらそーに書いてますが、
私もクレジットを見るまで気が付きませんでした。<イアン・ホルム
えへへ(^-^;)
凄すぎる映画を観ると、うまく感想が書けません。
もっと感情的な感想も書きたいんですけどね。
Tバックなんて、一瞬ドッキリしちゃったじゃないですか!!
・・・トラックバックのことですね。
ああ、びっくりした(笑)。
投稿: うっちー | 2005/04/25 21:45