「イギリスはおいしい」
林望さん著。本屋で衝動買いしました。
食べ物ネタに弱い私です。
料理がまずいことで知られるイギリスの名誉挽回?!
・・・と思いきや、やはり「まずい」ものの話から始まります(^-^;)
いやあ、読んでいるだけでそれはもう、まずさがつくづく伝わってくるほど。
「塩に関する感覚が皆無」
「なんでも煮込むだけ」
例えば、ぐつぐつ煮込んだきゅうりに、
「好きなだけおかけください」と塩が添えられて供される。
そんなイメージ。
・・・・うぇ~~~( ̄□ ̄;)
結局、おいしいものというのは「料理」ではなく「食材」がほとんどでした。
興味深かったのは、イギリス人が食に無関心なのは、
「食べ物などに興味はない」素振りをするのが紳士のふるまいである、
という考え方からきているということ。
つまり、目の前に食べ物があるときに
「うわー、おいしそ~~」などとがっつくのは品がないとされるわけです。
それで、無関心を装う。
食文化が発展しないわけです。
同じ島国として、国民性などに似た部分が多く見受けられる日本とイギリスですが、
食に関しては正反対ですね。
何でもとりこんで、発展させてしまうのが日本の得意技ですから。
面白いなぁ、と思います。
私のイギリスへの関心は、井形慶子さんの本で培われました。
かなり欲目も入っているでしょうが、イギリスの魅力が存分に伝わってきます。
イギリスの質素で豊かなライフスタイルには、見習いたい部分がたくさん。
井形さんの本はほとんど読破しましたが、初めて読んだのはこれでした。
オススメですo(^-^)o
↓
いつかイギリスに暮らすわたし
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【アプリ】 図書館日和(2012.11.16)
- ベストセラー翻訳の裏側(2012.11.05)
- 【仕事関連】 読書メモ(2012.11.02)
- 愛を読むひと(2012.11.01)
- それでも人生にイエスと言う(2012.10.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント