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2005年1月の記事

2005/01/31

「オペラ座の怪人」

ゴシック・ホラーに弱い私。
一も二もなく観に行きました。
ミュージカルも大好きときては、もう完璧ノックアウトです。

あの有名なテーマ曲。
冒頭のシーンで、
「ジャーン!ジャジャジャジャジャーン!!」
と流れ始めた時には、全身に鳥肌が立ちました。

このときの、映像がまたすごい。
映画ならでは。
白黒からカラーへ、現在から過去のオペラ座へ。
一気にひきはがされるベール。
本当に、一見の価値ありの素晴らしい映像となっています。

ストーリーももちろん美しいのですが、
音楽というものの存在感をここまで感じたのは久しぶりです。
音楽に圧倒されて、最後まで観てしまう感じです。

正直、映画としては冗長な場面もありました。
例えば、二人が向き合って愛のバラードを歌う場面。
舞台ならそれでいいかもしれませんが、映画はそれを映すだけじゃ退屈です。
少なからずこのようなシーンがあって、映画としてはもったいないと思いました。

(あらためて思い出し比べてみると、こういう点に関して、
「シカゴ」の映画化のやり方は素晴らしく上手かったですね)

それでも、結局最後まで魅せてしまう力がこの映画にはありました。
それはもう、映像の美しさやストーリーの魅力を超越して、
アンドリュー・ロイド=ウェーバーの音楽の、圧倒的な存在感につきると思います。

昨日観に行ったのですが、今日も一日中、頭を離れませんでした。
音楽を聴いているだけで別世界に連れて行かれます。
まさに「うっとり」の世界です。

私はオペラを観た事はないのですが、
この映画は、映画というよりはオペラそのものに近いのではと思います。
台詞もほとんどが歌なので、日本人には苦手な人が多いかもしれないですね。
ミュージカルが苦手な人には勧められません(^-^;)

クリスティーヌを演じるエミー・ロッサムが、とてもはまっていました。
(なんと「ミスティック・リバー」で殺されてしまう娘役だった女優さんです。
大出世!!)
イノセントな雰囲気の前半から、ファントムに魅入られてゆく後半への妖艶な変化が、
同性から見てもドキドキさせられました。

ファントムも、ラウルも、それぞれに良かったです。

そして、印象的なラストシーンも個人的にすごく好き。

音楽好き、ゴシック調が好きな人にはたまらない映画だと思うので、
是非是非ご覧になってみて下さい。
普通の人にオススメするのはちょっと勇気がいるかも(^^ゞ


帰宅してからまずやったこと。
それは劇団四季の舞台「オペラ座の怪人」のチケット確保。
土日で探すと、まともに観るには6月以降のチケットしかありませんでした。
・・・取りましたけどね。

いつものことながら、売れすぎです、劇団四季さま。

日本語版ってことでまた楽しみです。
それにしてもあの音楽を生で聴けると思うと、それだけで鳥肌が。

・・・・こっちの世界に帰って来れるかしら(^.^;)

いっそ、さらってファントム。


****************************
他の方のレビュー紹介

オペラ座の怪人(「風と空と海と生き物と♪」さん)
↑映画仲間、あけみさんの詩的なレビューはいつも素敵です。

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2005/01/30

「Ray/レイ」

音楽の神様、レイ・チャールズ。
名前も聞いたことがないという人は、珍しいのではないでしょうか。
日本では、サザンオールスターズの
「いとしのエリー」の英語版カバーでも知られていますよね。

7歳で視力を失い、黒人差別やヘロイン中毒と闘いながら生き抜いた、
レイの人生を忠実に追った伝記映画です。

2004年に他界したレイですが、本人がずっと企画に協力していたと言います。
企画が立ち上がったのは15年前。
長い年月をかけて、真実を忠実に再現した映画です。

何と言ってもその立役者はジェイミー・フォックス。
彼を選んだのが、かのレイ本人だったというから驚きです。
音源はほとんどレイ本人のものが使われていますが、
ジェイミーのピアノプレイの指の動きが物凄い。
もちろん代役もあったのでしょうが、本人も3歳からピアノをやっていたとのこと。
そのプレイが、レイがジェイミーを選ぶ決め手だったと言います。

演奏がウソっぽかったら、成り立たない映画です。

それにしても、外見や動きまでも本人そっくり。
レイに視力がなかったのが残念でなりません。
物マネの得意なコメディアンとして活躍していたジェイミーならではの、
本領発揮と言えるでしょう。
チャップリンの伝記映画「チャーリー」を観たときの驚きと感動を思い出しました。

さて、肝心のストーリーですが、
子供時代から順を追って進んでいくのではなく、
子供時代のエピソードが少しずつ、現在の合間合間に挿入されていきます。
その構成がとても効果的です。
子供時代の出来事がいかにレイに影響を与え続けたのかが、よくわかります。


シャロン・ウォレン演じる、レイの母親アレサが素晴らしい。
これが映画デビューとは驚きです。
視力を失ってゆく子供に同情せず、強く厳しく育てようと努める、その愛情。

そして葛藤。

「お母さん、助けて。見えないよ。一人じゃ駄目だよ」
転んで泣き叫ぶ子供に、いない振りをするシーンなどでは、
それらがひしひしと伝わってきて、涙を流さずにはいられません。


黒人であるということ。そして、盲人であるということ。
搾取されたりだまされたり、そんなことの繰り返しでレイの人生は進んでいきます。
そして、ヘロインに溺れていくレイ。
愛する妻子がありながら、愛人との間に子供まで作ってしまうレイ。
この辺は、ひどい男です。女から見れば、バカだなあと思うし同情もできない。

しかし、女はえてして才能に惚れてしまうものです。
あの素晴らしいピアノと歌声を聞くと、全てを許せてしまう。
天才というのは、こういう人を言うのでしょう。

それにしてもすごいと思うのは、彼を取り巻く女性たちです。
母親をはじめ、妻、愛人たち。
特に妻は、夫がヘロインをやっていることも、愛人がいることも、
愛人に子供がいることも、全てを知っていてずっと支え続けていた。

できません、普通。

今聴いても全然古びない音楽たちは本当に素晴らしいと思います。
特に「メス・アラウンド」が生まれる瞬間などは、鳥肌ものでした。
サントラ、ほしいです。

スーパー・ベスト~オリジナル・サウンドトラック:レイ
スーパー・ベスト~オリジナル・サウンドトラック:レイ

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2005/01/29

直木賞受賞作「対岸の彼女」

対岸の彼女
対岸の彼女

ついこの間の、直木賞受賞作。

小耳にはさんでいたストーリーは、
「結婚して子持ちの勝ち犬と、仕事に生きる負け犬。
2人の女性の間の複雑な友情」
みたいな感じでした。

仕事にはりきる毎日で、プロポーズされたばかりの自分としては、
ちょっと気になるストーリー。
というわけで勢いで買ってしまったのですが。

電車の中で涙をこらえきれなくなるほど、
読んでいて切なく、リアルに胸に迫ってくる小説でした。
はっきり言って、上のストーリーとはかけはなれています。
少なくとも勝ち犬とか負け犬とか、そういう視点の物語ではないし、
そんなに安っぽい友情でもありません。

主婦の小夜子と、会社を経営する葵。
この二人を軸に物語は始まりますが、間に葵の高校時代の描写が挿入されます。
二つが交互に描かれていくのですが、
最初は高校時代がどう絡んでくるのか全然わかりませんでした。

それが、クライマックスに向かうにつれて、
ずっしりと現在に絡み付いてくるのです。
無駄な描写が一つもありません。


私はこの小説のどこにそんなに共感し、感動したのか、
冷静に考えてみました。

高校時代の葵とナナコ。
女子高出身の私にとって、この二人の友情はまるで過去の自分を見るようでした。
そして、「ここに私の大事なものなんて何一つない」と言い放つナナコにも。

私は群れるのが昔からとても苦手でした。
クラスには必ずいくつかの女子グループができあがるものだけれど、
私はそういったものに属することもなく、連れ立ってトイレに行くこともない。
当然、いじめられたこともあります。
そんなとき、思うのです。
「でも、ここに私の本当に大事なものなんて一つもないんだから、いいじゃない」

私は、本当に自分が好きで大切と思える人間と付き合いたかったし、
クラスで浮かないようにするための処世術なんてものはいらないと思っていました。

だから、数人の本当に仲が良かった女友達とは、とても深い付き合いだった。
ものすごい喧嘩もするし、何時間でも電話をするし、
電話をした後手紙を書いて、また次の日学校帰りにお茶をして、というような。

そして、群れが生息するクラスからそっと抜け出して、
校舎の屋上で青空を見上げるのです。

「ねえ、なんで私たちって、何も選べないんだろう」

その頃私は映画を作る学校に行きたかった。
一緒に空を見上げていた友人は、女優になりたいと言っていた。
しかし進学校にいた私たちは、当然「大学に行け」と言われるわけです。
「専門学校なんかに行くなら学費は出さん」と言われるわけです。

そして、私は大学に行きました。
その友人は、親に勘当されて上京し、
今はアルバイトをしながら舞台女優をやっています。


今考えれば、選べないわけではなかったのでしょう。
私も友人も、勝ったとも負けたとも思っていない。
けれど、自分の無力さに、大人の身勝手さに愕然とした経験は、
ほとんどの人の青春時代にあるのではないでしょうか。

昨年の芥川賞を受賞した綿矢りさ、金原ひとみ両者の作品よりも、
よほど青春時代の闇が浮き彫りにされていると思いました。

そして、闇で終わるのではなく未来に向かって終わるところがとても良い。

ラストではまた涙が止まりませんでした。

何度も読み返したくなる小説です。
これから先も、きっと繰り返し読むことになると思います。

未だに、給湯室やトイレでのおしゃべり、
連れ立ってのランチからは逃げ出してしまう私ですが、
心の聖域だけは守り続けて行きたいと、あらためて思ったのでした。

****************
他の方の感想ブログです。

直木三十五は、直木三十一だった(「まいどどうも。」さん)
↑男性の視点での感想が読めて、興味深いです。

はーど(「kaidou」さん)
↑もう一回大事に読みたくなるというところ、同感です。

対岸の彼女(「本の探検隊!ブック・レンジャーplus」さん)
↑タイトルの分析が面白い。私も負け犬って言葉、嫌いなんですよね。

『対岸の彼女』(「Grade3」さん)
↑そうそう、後味は良いですよね。私も、他の作品も読んでみたいです。

対岸の彼女/角田光代(「マシーン日記」さん)
↑読み応えがあるレビューでした。私も泣きましたよ。それはもう、ぼろぼろと。

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2005/01/27

美味しいコーヒーはいかが?

コーヒーが大好きな私。
インスタントは飲みません。
安い豆ですが、かならず落としたてのものを飲みます。

しかし、いつもスーパーで安い豆を買うのも飽きてきました。

かといって、一日に何杯も(休みの日は10杯以上?!)飲むのに、
そんなに贅沢な豆は買えませんとも。

そんなとき、久々に遊んだ大学時代の先輩から、
コーヒー豆の問屋さんを教えてもらいました。
こちらです。

豆問屋 エトナコーヒー

この先輩、昔から有名なコーヒー好き。
その人が何年もここの豆しか買わないというのですから、
美味しいに違いない!
「高いんじゃないですか?」と聞くと、「全然、スーパーより安いよ」とのこと。

・・・・ふむふむ。
見てみると、いつも私が買っている豆の2倍くらいの値段です。


( ̄□ ̄;


っていうか、私、買ってる豆安すぎですから!!


気をとりなおしていきましょう。

ここの相場は、200グラム400円くらいからです。
普通に考えたら、美味しいコーヒーがこの値段なら安いですね、かなり。
というわけで、2日前にネットからお試しセットを注文してみました。

・・・今日届きました。
はやっ!!

お試しセットは、スペシャルブレンド、キリマンジャロ、グアテマラが
それぞれ200グラムずつ入っていて1260円。
送料無料。

わくわくしながら袋を開くと、ぱぁぁぁ~~といい香り。
ああ、幸せ。

さっそく本日、グアテマラをいれてみました。
う~ん、美味しい。
気づいたらキリマンジャロもいれていました。
う~ん、幸せ♪

コーヒー豆の種類がとっても多くて、新しい物もどんどん入るみたいです。
同封されてきたチラシには紅茶も色々な種類がありました。
これから全種類、制覇してしまうかもしれませんo(^-^)o

ちなみに、ローストの程度とか豆のまま・挽き具合、
何グラムずつに小分けするかなど、自由に選べるんですよ。
すごいですね~。
小分けで密封されていると香りも飛びにくいし、とても良いです。
プレゼントにもぴったりです。

さーて、キリマンジャロを飲みながら、今から映像翻訳の課題でもやります(^0^)

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2005/01/26

アカデミー賞ノミネート

今朝、めざましテレビでノミネート発表を知りました。
その時点で、いちはやく全ノミネート作品を載せていたのがこちら。

eiga.com

楽しみにしていた皆さん、要チェックですよ~(^-^)/

とはいえ、日本公開がまだの作品が多いので
いまいちよくわからないかもしれないですね。
主要なところで観ているのは、
まさに昨日記事にした「ネバーランド」くらいかな。

ジェイミー・フォックス「コラテラル」「Ray」
助演と主演にダブルノミネート。すごい!!
「Ray」は、かのレイ・チャールズの伝記映画ですが、
予告を観た限りではとても面白そうな映画でした。

本命視されている「アビエイター」は、
あのハワード・ヒューズ監督の伝記映画らしいです。
「ネバーランド」もジェームズ・バリの実話をもとにしているし、
なんだか今年は実話ものブームってかんじですね(^-^;)

かなり満足度は高かった「スパイダーマン2」「Mr.インクレディブル」ですが、
やはり賞レースは・・・残念ながらほとんどからんできませんね。
「ポーラー・エクスプレス」も、個人的にはすごく好きでしたけど。
ま、アニメはまた別ということで。
(でもその昔、ディズニーアニメ「美女と野獣」は作品賞にノミネートされましたっけ)

長編ドキュメンタリー賞に、「スーパーサイズ・ミー」が入っています。
今、うちの近所で上映中の単館系の作品です。
マクドナルドのスーパーサイズ(いわば特大)を一ヶ月食べ続けたらどうなるか、
監督が自ら命をはって撮った作品です(笑)。
これも観たいなあ、と思っているんですが、
マックが食べられなくなりそうでちょっとこわい(^.^;)

さて、私個人の本命「ネバーランド」
ジョニー・デップ、今度こそとってほしいと思うものの、
なんだか今年はとても不利な感じだなあ。
どうも、ジェイミー・フォックスがいくんじゃないかな、という気がしています。
盲目のミュージシャンという困難な役を、完璧にこなしていそうなので。
(予告観る限り、そっくりなんですもん)

次点がレオナルド・ディカプリオかな。
だいぶ待たされてる感じもするし。

作品賞も無理そう。
他は観ていないんですけど、なんとなくそう思います。
すごく良い映画なんですけどね。

でもまだまだわかりませんから~(^-^)/
わくわくしながら結果を待つことに致します。

※昨日の「ネバーランド」の記事、大幅に加筆しました。
 あまりにもわかりにくかったので・・・独りよがりですみません(^^ゞ

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2005/01/25

「ネバーランド」

ピーター・パンの生みの親、ジェームズ・バリの人生を下敷きにした映画です。
ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット、フレディ・ハイモアら、
素晴らしい演技陣が揃っています。

特に上記の3人は、本当に素晴らしい。
その表情を見ているだけで、胸に突き刺さるものがあるくらいです。
子役のフレディ・ハイモアは天才的に思えます。

ピーター・パンといえば、「永遠の少年」。
ジェームズ・バリもそのような人だったと言います。
けれど、少年時代への賛歌のような作品かと言えば、それだけではないのです。

少年が、大人になろうとする瞬間。
それを見事に切り取っています。
その瞬間が、なんとも感動的です。

母親への愛情、バリとの友情、信頼関係。
そして想像力。

これらを翼に、少年たちは大人へと羽ばたきます。

少年時代は、素晴らしい。
けれど、大人になるのもとても素敵なことなんだ。
そう思わせてくれます。


「ごっこ遊び」をやめたのはいつだったろう。

思わず、今日は一日、そんなことを考えていました。
誰もがきっとやっていたはずの「ごっこ遊び」。
それがこの映画の中では大きな位置を占めているのです。
「想像力」の象徴として存在しているように思えます。

しかし、海賊になったり、王様になったり。
そんな子供の遊びだけが「ごっこ遊び」なわけではありません。

自らが病気だと認めたがらない、
ケイト・ウィンスレット演じる母親も、
ある種の悲しい「ごっこ遊び」をしているのです。

ネバーランドを信じるのも、いわば「ごっこ遊び」なのかもしれない。
けれど、想像力の翼をもたない人生は、
なんとも味気ないものに思えます。


クライマックスでは、
大人になろうとしている子供たちの前で、
大人たちは子供に還ろうとしているように見えます。

その2つが交叉する瞬間こそが、
ネバーランドなのかもしれません。
まさに永遠の瞬間。

圧倒的な感動に包まれます。

観終わったあと、あまりにも色々な感情が渦巻いていて、
(さらに泣きすぎて(^-^;))
うまく感想がまとまりません。

けれど、たくさんの人に観て欲しいと思った映画でした。
オススメです。

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2005/01/23

パイン材のダブルベッド

12月に購入しようとして品切れ。
予約を入れておいたダブルベッドが、ようやく到着しました。

楽天で購入したのですが、驚きの安さです。

このパイン材という素材が私は大好きで、
FAX台やらドレッサーやら、少しずつ揃えていっているところです。
きっかけは以前にも書いた井形慶子さんのイギリスの本なのですが、
いい素材の物を一生使っていきたいと思う年齢になってきたのですね(^-^;)

もともと木の質感や木目が好きなのですが、
パイン材はその中でも暖かみがあり、柔らかさがあって、
年月と共に白っぽい色が飴色に変化していくところに魅力を感じます。

今も品切れのようですが、予約を入れておけば順次届けてくれるようです。
他に類を見ないほどのお買い得な値段なので、一見の価値ありですよ。

ウィンザー・カントリータイプベッド(ダブル/マット付き)[桐スノコタイプ]
ウィンザー・カントリータイプベッド(ダブル/マット付き)

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2005/01/22

「サウンド・オブ・ミュージック」来日公演

soundofmusic

ブロードウェイの来日公演、行ってまいりました(^-^)/
「サウンド・オブ・ミュージック」といえば、
あの映画が皆さん浮かぶと思いますが、
もとは舞台だったんですよ。
冒頭、マリアの歌声を聞いた瞬間から、
私の涙腺は壊れた蛇口に変身しました。

以下、映画版との比較をしたネタバレです。

生はやっぱり良い。
曲目に「something good(何かよいこと)」が入っていたので、
オリジナルの舞台とはだいぶ違うのかもしれません。
(「something good」は映画版のオリジナル曲なのです)
が、映画と衣装などがそっくり同じでした。びっくりするくらい。
映画に合わせたのか、
それとも映画がオリジナルの舞台に忠実だったのか。
気になるところです。

有名な「My favorite things(私のお気に入り)」も、
使われる場所が違っていました。
修道院を出る前に、シスターと共にマリアが歌います。

じゃあカミナリの夜に子供たちと歌う曲はと言えば、
こちらが「The lonely goatherd(ひとりぼっちの羊飼い)」。

「Do-Re-Mi(ドレミの歌)」は、
子供たちと初めて会ったときに歌いだす歌。

この辺りが、映画版と大きく違うところでしょうか。
あとは大佐の婚約者エルザのナンバーが2曲ありました。
これもかっこよかった!

このエルザ、映画版では
あまり魅力を感じないパターン化された人物ですが、
舞台版を観てみるとあらまあ。
なかなか骨太な魅力がありました。
自分から大佐を捨てて、去っていきます。

とにかく曲を聴いているだけでも、
なんだか夢がかなったような気分で涙が止まらない舞台でした。
生はいいなあ、と思う反面、映画版の素晴らしさをも再度実感。
それぞれに、全然違った魅力があります。


以下、映画版ならではの魅力を羅列してみます。


映画版冒頭、雄大なアルプスの山々を俯瞰しながら
マリアにパンするカメラ。
あの映像の美しさが、まさに映画の醍醐味なのですね。
そしてラストのアルプス越えの風景も、舞台では作れない魅力です。

ドレミの歌を歌うようになる経緯や、
あの大自然の中でのカメラワークも映画版の大きな魅力のひとつ。
愛情に飢えていた子供たちの、開放的な笑顔がたまらない。
「アップ」という技法が使えない舞台では、
かなえられない魅力の一つです。

ラスト、追っ手から逃げるシーンは、
映画ならではの緊迫感があります。
この辺、舞台版は非常にあっさりしていました。

そして何より重要なのは、
追っ手の一人であるロルフの行動が正反対なこと。

長女リーズルの恋人・ロルフは、
舞台版ではトラップ一家を見逃し、助けます。
まあ、普通と言えば普通だし、美しい展開ですね。

でも私は、ここでびっくり。

映画版を観た方ならご存知ですよね。
映画版ではロルフは、恋人だったリーズルを裏切るのです。

組織に取り込まれ、
「ハイル・ヒトラー」と口にするようになったロルフ。
時代や戦争というものが、人を狂わせ、純粋な愛をも壊してゆく。
「Sixteen going on seventeen(もうすぐ17歳)」を歌っていた
二人の姿がオーバーラップして、
残酷さと切なさがひしひしと伝わってくる場面でした。

結局逃げる展開は一緒なので、ほんの短い場面なのですが、
映画版のあの展開は秀逸だったと思います。
もちろん気持ちとしては裏切ってほしくなんかないのだけれど、
裏切ってしまうところに限りなく深い悲しみを感じるのです。

そんなこんなで、
舞台・映画それぞれの良さを実感できた一日でした。
あー、幸せだ・・・・。

そしてもう一つ朗報。
去年、私も2回観に行った「CHICAGO」の来日公演が、
また8月にくるそうです。
再来日、ということは結構評判が良かったのでしょうね。
私もすっごい面白かった舞台なので、
是非また観に行きたいと思っています。

舞台のチケットというのは決して安いものではありませんが、
それでも「これなら安い」と思えてしまうくらいの、
心の財産を得られます。
映画でもなんでもそうですけどね。

あまり観ない人も、是非たまには
足を運んでみてほしいなあと思ったのでした(^-^)/

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2005/01/19

「イギリスはおいしい」

イギリスはおいしい
イギリスはおいしい

林望さん著。本屋で衝動買いしました。
食べ物ネタに弱い私です。
料理がまずいことで知られるイギリスの名誉挽回?!

・・・と思いきや、やはり「まずい」ものの話から始まります(^-^;)
いやあ、読んでいるだけでそれはもう、まずさがつくづく伝わってくるほど。
「塩に関する感覚が皆無」
「なんでも煮込むだけ」

例えば、ぐつぐつ煮込んだきゅうりに、
「好きなだけおかけください」と塩が添えられて供される。
そんなイメージ。

・・・・うぇ~~~( ̄□ ̄;)

結局、おいしいものというのは「料理」ではなく「食材」がほとんどでした。

興味深かったのは、イギリス人が食に無関心なのは、
「食べ物などに興味はない」素振りをするのが紳士のふるまいである、
という考え方からきているということ。
つまり、目の前に食べ物があるときに
「うわー、おいしそ~~」などとがっつくのは品がないとされるわけです。
それで、無関心を装う。

食文化が発展しないわけです。

同じ島国として、国民性などに似た部分が多く見受けられる日本とイギリスですが、
食に関しては正反対ですね。
何でもとりこんで、発展させてしまうのが日本の得意技ですから。
面白いなぁ、と思います。

私のイギリスへの関心は、井形慶子さんの本で培われました。
かなり欲目も入っているでしょうが、イギリスの魅力が存分に伝わってきます。
イギリスの質素で豊かなライフスタイルには、見習いたい部分がたくさん。
井形さんの本はほとんど読破しましたが、初めて読んだのはこれでした。
オススメですo(^-^)o

いつかイギリスに暮らすわたし
いつかイギリスに暮らすわたし

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2005/01/16

コレット著 「シェリ」

シェリ

「青い麦」で知られるコレットの、恋愛小説。
最近みっちーネタばかりなので、
素晴らしかった新潟ライブレポは他の方におまかせして、本の紹介を。

以下、あらすじです。


主人公レアは、50代にさしかかった美しい元高級娼婦。
シェリという、20代に入ったばかりの美青年を愛人に持っている。
長いことレアに甘やかされ、賞賛されて、いい生活をしてきた、
いわばジゴロである。

シェリに結婚話が持ち上がっても、レアはかいがいしくその世話をやく。
嫉妬などみじんも見せない。
そう、「年上の女の余裕と包容力」を演じ、シェリをつなぎとめるためである。

案の定、若い妻に物足りなくなったシェリはレアのもとに戻ってくる。
涙を流しながら、君を愛していると取りすがるシェリを見ているうちに、
レアの「女」の部分が激しく燃え上がる。
初めて、シェリに対して愛の言葉を惜しみなく投げかけ、
独占欲をあらわにする。


唖然とするシェリ。
きみはそんな女じゃなかったはずだ、
だから好きだったんだ、というシェリの言葉に、
それまでの恋の駆け引きが一瞬にして無になったことをレアは悟る。
「あんたは戻ってきた・・・そして、一人のお婆さんを見つけたってわけね・・・」


このあと、残酷で鮮烈なラストシーンがあります。

筆舌に尽くしがたい、普遍的な真理と魅力のある物語です。


黒木瞳さんと岡田准一くんあたりで映画化してみてはどうでしょう。
なんて、いじわるを言ってみたりして(^-^;)

ただの恋愛物より、ずっと面白い作品になると思いますけどね。

最近の黒木さんの言動を聞いていて、ふと思い出した作品でした。

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2005/01/15

群馬・谷川岳SA

群馬県に入ると一面の雪景色。
深い霧と、降り積もる雪の中、しばしうっとり。

akkyは車に付いた雪のかたまりをはがして遊んでます。

偶然にもCDから流れて来たのは、みっちーの「SNOW KISS」。

なんてタイミング。

しみじみと幸せです(^∀^)/

050115_1334.jpg

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2005/01/14

風邪気味ですが

ここ一週間ほど、喉が痛く咳がとまりません。
熱などは出ていないのですが、微妙な状態がずっと続くのも嫌な感じ(ノ_・。)

そんなときですが明日はみっちーライブ。
しかも新潟です。
・・・・しかも車。

雪が心配です(T_T)

なんだか新潟でライブというのも不謹慎と言われるかもしれませんが、
ずっと以前からの予定だったので許してください。
一生懸命お金を使ってきます。
なおかつ、浮かれすぎないように気をつけますので。

また風邪が悪化するかな。
去年の新潟のときもひどい風邪だったんだよな~。(遠い目)

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2005/01/13

「富豪刑事」主題歌♪

木曜日、テレ朝夜9:00、ドラマ「富豪刑事」。
本日始まりました。

主演は深キョン。
原作が筒井康隆。
思ったよりは面白かったです。
富豪であることを利用して、いろんな事件を解決していくわけですね。

で、なんでこのドラマの主題歌が「愛のメモリー」??
そう、松崎しげるのあの曲ですよ。

しかも、それを及川光博がカバーですよ。なぜに??

・・・・まあ、そうでもなきゃこのドラマを震えて待ったりしないわけですが。
何はともあれ、初のドラマ主題歌ですから。


待った結果。


・・・・微妙。

原曲のインパクトが、強すぎるんですよ。
なかなかいいじゃん、と思いながら聴いていましたが、
サビにくると・・・胸が痛みました(^-^;)

及川光博は、オリジナル曲の方がよっぽどいいんですけどね。
これをきっかけに、次こそ「恋ノヒゲキ」あたりを使ってくださいよ、テレ朝さん!!

レコード会社変わったばかりのみっちーですが、
最初のアルバム・シングル共にカバーとはちょっといただけないです。
「喝采(現在のみっちーのレコード会社)」さん、頼みますよ。

思えば東芝EMI時代が、一番のびのびやってたなー、みっちー。

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2005/01/11

「産んではいけない!」

産んではいけない!
産んではいけない!

はい、プロポーズされましたよっ(^-^;)
そのとき、私が読んでいた本がコレ↑。
今の世の中、子供を産んでも女は苦労するばかりだから産んではいけない!
という趣旨の本です、簡単に言うと。

こんなときにプロポーズするなんて、いい度胸じゃないかakky。
うけて立ってやるぜ!!

これが私のプロポーズへの返事。

なんてね。
冗談ですよ。


で、この本ですが、本気で「子供なんて産むな」と言っているのではなく、
子供を産みづらい日本の社会のしくみに疑問を投げかけている本なのですね。
著者のぽとすさんは、一児の母なのです。

産休をとったり、会社をやめたり、女はどうしても不自由になる。
保育園に預けて仕事復帰しても、「お熱ですよ~」と呼び出される。
そして夫は知らん顔。

私は大体、身近で見て知っていることばかりでしたが、
事実がわかりやすく整理されていて、
子作りを考える人には勉強になる本だと思います。
子育てにかかるお金も、わかりやすく示されています。

・・・・しかし。
子供を産むのが怖くなるのは事実ですね~。
覚悟を決めるにはいい本だと思います。気楽に産んじゃうよりは。

私はまだまだ覚悟ができないんですよ。
やりたいことがいっぱいで。
もうすぐ30歳になるのにな(^-^;)

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2005/01/10

及川光博「GOLD SINGER」

GOLD SINGER(ゴールドシンガー)
GOLD SINGER(ゴールドシンガー)

本日の大宮ライブで、買ってしまいました。
みっちーが、思い入れのある曲を自らカバーしたアルバムです。

私は及川光博の詞・曲が好きなので、
カバーアルバムは正直、どうしようかなあと迷っていました。
しかも9曲で3,150円は・・・高いかな、と。

半分以上の曲は、超メジャーだと思います。
少年隊や郷ひろみ、トシちゃん、チェッカーズなど。
「君だけに」の収録は嬉しかったですねぇ。すごく好き。
あと、「2億4千万の瞳」の音が超カッコイイです。

しかし、初めて聴いた曲に私は魅せられてしまいました。

岡村靖幸の「聖書(バイブル)」。

なんてかっこいいんでしょう。
原曲を聴いたことがないので比べられませんが、とにかく最高。
狂気をはらんだこういった曲がみっちーにはとても良く似合う。
最近はストレートに愛を歌うことが多いみっちーですが、
「ワルイコトシタイ」などを歌っていた頃の妖しい魅力が全開です。
おなじみ、伊藤理枝さんも参加しています。

今日はライブの帰り道からこの曲をエンドレスリピート。
今日1日で50回以上聴いてるんじゃないだろうか(^-^;)
是非、原曲も聴いてみたいですね。

この1曲だけでも、私にとっては3,000円払う価値のあるCDでした。
そのくらい、心底かっこいいです。ゾクゾクします。
是非是非、いろんな人に聴いてみて欲しいですね~。
現在35歳のみっちーが「35歳の中年なんか」と歌ってしまうところが、また面白い。

でも、やっぱり早くみっちー自身の新曲が聴きたいのも正直な気持ち。
今年中にはニューアルバム出すようなので、いい子にして待ちましょう。

そうそう、大宮はセットリスト変わってました。
今回は、けっこう変化していくような予感がしますo(^-^)o

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2005/01/09

「及川光博ファンに100の質問」

及川光博ワンマンショーツアー04/05「男盛り」、そしてデビュー10周年を記念して、
チャレンジしてみました「及川光博ファンに100の質問」。
疲れたけど、楽しいですね~、こうして好きなものと向き合う時間は。
ファンの方は是非、チャレンジしてみてはどうでしょう。

本サイトの自己紹介のページに入れてありますが、
こちらから直に飛べます→「及川光博ファンに100の質問」

100の質問って、いろんな種類が作られてますよね。
最後まで答えきったのは今回が初めてです(^-^;)
いつもチャレンジしようとは思うのですが途中で挫折・・・
映画系のものとか、迷いすぎちゃって答えきれないんですよ。

それにしても、答えるのも大変ですが、
作る側もかなりの労力だと思われます。
本当にお疲れ様ですm(_ _)m

今後も、機会があったら何かやってみたいなーと思います(^-^)/

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2005/01/08

及川光博ワンマンショーツアー「男盛り」

050108_2054.jpg

行ってきました、今年1本目d(^-^)
いつもコンセプトがはっきりしているみっちーライブですが、
今回のツアーは「とにかく楽しく、踊りまくろう!」といった感じです。
曲目など、見たくない方は以下、多少バレですので見ないで下さいね。

予習としては、ほとんどアルバム「ヒカリモノ」で大丈夫。
私の大好きな曲がたくさんありました。
12月に出たカバーアルバム「GOLD SINGER」からも3曲ほどありましたが、
もともとが有名な曲なのでみんな知っていると思います。
バラードは上のアルバムから2曲だけ。
あとはほぼ全て、ダンスナンバーと言ってよいでしょう。

・・・・やっぱりまだ、曲目披露するのはやめておこうかな。
他のファンサイトにはのってるだろうし。
初めて行く方は、是非楽しみにして行ってきて下さいo(^-^)o
ポンポンは持っていったほうがいいですよ~と、一曲だけネタバレ。

気持ちよかった~。
踊りまくって、トランス状態でした。
古い曲が少なかったのがちょっぴり淋しいですが。
歌唱力も年々UPしていて、聴き応えがあります。
トークも相変わらずのキレの良さ。
最高のライブでした。

本日の会場は千葉県文化会館。
何度も来ていますが、4列目というかなりいい席だったので新鮮。
小さい会場なので、とっても近かったです。

明後日は大宮。・・・すみません、行って来ます。
次の土曜日は新潟。・・・すみません、これも行きます(^-^;)

で、上の写真は何かというと、千葉パルコの前のイルミネーションです。
クリスマスが終わってもまだまだ、やってるんですよね。
とっても綺麗で、ライブのあとakkyと二人で眺めに行きました(^-^)/

この写真、携帯電話で撮ったんですけど大きくて綺麗でびっくりです。
先日のTDLの写真もそうなんですけどね。
以前の携帯(左上のピンキーの写真)とは大違いだ・・・

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2005/01/07

直木賞受賞作「肩ごしの恋人」

katagoshinokoibito

唯川恵氏の「肩ごしの恋人」文庫版がやっと出ました~。
直木賞をとってから気になっていて、けれど文庫になるまで待っていたのでした。

昔は純文学が好きだった私ですが、
社会に出て働き始めてから読んでいるものを振り返ってみると、
直木賞作家ばかり。偶然ですが。

それも、女性作家。
唯川恵をはじめとして、向田邦子、山田詠美、藤堂志津子などなど。
気に入るとその作家の本は読み倒すので、この方たちの小説はほとんど読んでいます。

こうして並べてみると、一概に「直木賞作家」と言っても、
かなり方向性が違うものだなあ、と思います。
私の中では向田邦子氏は別格です。
ダントツで面白いし、何度も読み返したくなる力を持っています。
特に、エッセイに関して言えば、他の3人は向田氏の足元にも及びません。

で、唯川氏に戻りますと、
この方の小説は、一番俗っぽいのです。
文学という感じじゃない。
例えば同じ恋愛を描いても、山田氏なら文学や音楽を感じるけれども、
唯川氏の小説からは感じられない。

だから、現代の女性にウケルんだと思います。
いわば、女性週刊誌のような面白さなのですね。
となりの恋愛事情を垣間見ているような。

あっけらかんと、ストーリーだけがさくさくと述べられていって、
けれどそれが不快じゃない。
この方の作品はほとんど読んでいますが、
人物の造形にだいぶ幅が出てきたなあと思います。

特に、この作品に出てくる「るり子」。
フェミニズムについて語る知人に向かって、
「フェミニズムを論じる女って、絶対ブスなのよね。」
と言いはなち、「何か悪いこと言ったかしら」と振り返るような、悪気のない女。
いそうでいないこんな女は、おそらく女に好かれます。
私は少なくとも、こんな友達がいたら面白いと思うな。

とにかく、なんだかさくっと読める小説でした。
唯川さんの小説は、いつも一気に読んでしまうのですが、
何度も読み返したくなるわけではないんですよね。
ストーリーの先は気になるけど、結末がわかったらもういいや、という感じ。
結構あざとい展開もあったりするのですが、思うに、
こういう方は小説家よりも脚本家の方が向いているのではないでしょうか。

って、余計なお世話ですけどね。
ドラマ化しやすいのは、とてもよく理解できます。

江國香織氏が解説を書いてらっしゃいましたが、この解説に文学を感じました。
「唯川恵の筆は梨でできているのではないか」
「あるのはみずみずしさと、どこまでもさくさくとした歯ざわりのよさ」
梨の筆という表現、なかなかできるものではありません。

言い得て妙。
うならされる解説でした。

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2005/01/06

中島みゆきスペシャルライブ in L.A.

1月5日(水) 24:45~25:45、中島みゆきのスペシャルライブが放送されました。
「夜会」は別として、ライブやコンサートの映像が一切ない、中島みゆき。
彼女が、テレビで放送するためのライブを、
ハリウッドの音楽スタジオで収録したものです。

残念ながらダイジェスト版でしたが、順次全国で放送するようです。
上記のリンク先をご覧下さい。

完全版はCS放送で1月1日にやったそうですが、
1月30日9:00~10:40あたりで再放送する模様。
CSが見られない私としては、うらやましい限りです。

完全版の曲目は、
1.「歌姫」
2.「地上の星」
3.「銀の龍の背に乗って」
4.「この世に二人だけ」
5.「土用波」
6.「夜行」

このうち、1・2・3・6はダイジェスト版でもフルで聴けます。
あとは、舞台裏の映像にかなり時間をさいていると思われます。
ファンなら必見です。こんな深夜にやるなんて、もったいない・・・。

「歌姫」はかなり昔の曲で、高校時代の頃から好きだったのですが、
ライブバージョンを聴けて大感動でした。
もちろん、その他の曲も鳥肌が立つほどの素晴らしさ。
「地上の星」なんて何度も聴いているのに、涙が止まりませんでした。

中島みゆきの表情、動き、声、全てが曲を作り上げていて、
この人は天性の歌姫であり、女優なのだなあと思わされます。
だからこそ、「夜会」が成り立つのであって、
CDだけでは理解できなかったはずの曲が、
「夜会」で聴いた途端に忘れられない名曲になったりするのです。

未だ「夜会」のチケットは取れたことがありません。
けれど、DVDでもその魅力は十分に伝わってきます。

1月から4月にかけて、彼女の4年ぶりのコンサートツアーがあります。
1ヶ所だけ行けそうな会場があったので、申し込んでみました(^^ゞ
ダメ元ですが、当たって欲しいなあ!!

生で聴いたら、最初から最後まで号泣してしまいそうです。

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2005/01/05

仕事始め

1日遅れての仕事始めです。
休みボケがいかほどのものか、かなり怖かったのですが
無事、つとめてまいりました(^-^)/

新年早々、あまり体調が芳しくなく、辛かったのですが
体は不思議に動くものですね。
1週間ほどのブランクじゃびくともしないほど、
全身に仕事が染みついていて怖いくらいです。

朝から堰をきったように鳴り続ける、
色々な取引先からの電話に向かって、

「新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。」

を繰り返していると、
自分が何をしゃべっているのかよくわからなくなってきます(^^ゞ
口が回らなくなってくるんですよね~(笑)。

何はともあれ、無事社会復帰できました。
今年もマイペースで色々なことにチャレンジしていきたいと思います。

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2005/01/03

帰省も終わり。

実家でのんびり、癒されてきたうっちーです。
ご無沙汰しておりました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

私には妹と弟がいるのですが、今や皆、社会人。
3人とも職場は東京。
久々に東北の実家に家族全員が揃いました。
にぎやかったらありゃしない(^-^;)
本日、皆一斉に帰ってきましたが、両親はさぞ淋しいことと思います。

昔は雪だるまを作ったり、かくれんぼをしていただけなのに
今や仕事の話で盛り上がる姉弟3人。
不思議な感じがします。ちょっと淋しいような。

結局、実家のパソコンのADSL接続はうまくいきませんでした。
出張設定サポートを頼もうと思っていますが、た、高い・・・・!!
無線LANは反応しているんですが、
モデム本体の「ADSLランプ」がどうしてもつかなかったので、
もうこれは頼むしかないな、と思っています。

そのまえに、電話線になんらかの干渉があるかどうか、
NTTに調べてもらったりできればいいんですけどね。
ドアフォンのようなものも気になるし。

ネットもつなげないまま、あっという間に過ぎてしまったお正月でした。
明日までお休みをとったので、もう少しゆっくりしようと思います(^-^)/

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