期待はずれの「女王エリザベス」
のんびりと予定のない休日。
ぶらりと入った本屋でふと買ってしまった、コミック版「女王エリザベス」。
池田理代子の名前に惹かれました。
この人の歴史ものなら期待できる。
けれど、その下に小さく宮本えりかという名前が・・・
どうやら池田さんのアシスタントを長くやっていた方らしいけれど、
どっちがメインなのか、完全な共作なのか、
全く触れられていないのでわかりません。
誰か、知っていたら教えて下さい(ノ_・。)
これ、「週刊女性」で連載されていて結構話題になったそうですが、
ほとんどケイト・ブランシェット主演の映画「エリザベス」のパクリじゃないですか。
年代を調べたら、この漫画の連載が1999年。
映画の公開が1998年。
・・・・・やりすぎですってば。
まあ、歴史上の話だから似ていて当たり前だとおっしゃる方もいるでしょうが、
見比べれば分かりますが史実以外のディティールが似すぎです。
娘時代の服だとか、風景のカットだとかダンスシーン、そして台詞。
物語る視点も、人物像もほとんど一緒。
まあ、もちろん映画で描ききれなかった説明が多少加えられていたりします。
当たり前ですけどね。
お金を出して買ったのが悔やまれるほど、頭にくるコミックでした。
映画を作り出したクリエイターに失礼です。
漫画だけしか見ていない人は楽しめたかもしれませんけど、
映画を知っている人なら頭にきますよ。
ただつまらないだけなら、怒ったりしないんですよ。
創作という世界で生きていながら、
こういうことを平気でできるのが信じられないんです。
好きな作家なだけに、残念です。
最後に、エリザベス女王の時代について書かれた、
面白かった洋書を2冊、紹介します。
英語学習者向けに易しく書かれたgraded readerなので、
どちらも中学生程度の簡単な英語で読めますよ。
「Mary, Queen of Scots」
エリザベスのはとこで、イングランドの王位継承権を持っていた
スコットランドのメアリ女王の悲劇的生涯について書かれています。
「Henry VIII & His Six Wives」
エリザベスの父親であるヘンリー8世と、その6人の妻たちにまつわる話。
病死したり離縁されたり、打ち首にされたりした妻たちの、夫にあてた手紙。
とても興味深く読みました。
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コメント
おはようございます
うっちーさんの今日の日記はムチャクチャ楽しかったです
私は、エリザベス一世や、メアリー・オブ・スコットランドが大好きなのです
ツヴァイク著の「メリー・スチューアート」は愛読書の愛読書です
「1000日のアン」は観られましたか
是非お勧めです
ケイト・ブランシェットのエリザベスもなかなか良かったですが、私としては断然「1000日のアン」です
投稿: あけみ | 2004/11/14 06:22
「中学生程度の簡単な英語」で読めるのかぁ
・・・読んでみようかな・・・
全然関係ないですが、今日はイタリア人のマテオさんという人とフットサルをやりました。
打ち上げで一緒に話して(日本語上手です)、
その人ともっと話すためにイタリア語を教わりたいと思っちゃいました。
ではでは、チャオ!!
(注:チャオは親しい人にしか使ってはいけないそうです。)
投稿: もぐら | 2004/11/14 13:18
>あけみさん
そうですよね、あけみさんの大好きな時代ですね。
「1000日のアン」は、タイトルは知っているんですが
まだ観ていません(^-^;)
いつか絶対観たいリストに入れています♪
昔は苦手だった世界史ですが、
学校の授業もこんなだったらきっと大好きだったのになあと、
映画を観ていると思います。
投稿: うっちー | 2004/11/14 22:41
>もぐらさん
最近はずっとフットサルの話題ですねぇ~。
入れなくってごめんなさい(^-^;)
充実しているようで、何よりです。
私はなんだか平日は仕事一色で・・・
ブログを書くときが一番の息抜きになっているかも。
イタリア語を勉強してみたいなんて素敵ですね。
そんな目標があったら上手くいきますよ、きっと。
語学は、他国の文化にも触れられるから楽しいですo(^-^)o
投稿: うっちー | 2004/11/14 22:49