ビゴ、ヴィゴ、ヴィゴー・・・(>_<)
外国人の名前は、当然ながら外国語である。だからそれを日本語にしようとすること自体に無理があるのだが、やむをえずしなければならないことも多い。しかしこのカタカナ表記に、統一性がなさ過ぎるのは問題ではないかと最近思うようになった。
タイトルにあげたのは、私の好きなヴィゴ・モーテンセンの名前表記。どれも見かけるもので、正解はない。
老舗の映画雑誌に「スクリーン」と「ロードショー」がある。前者の方が歴史は古く、俳優の名前の読みにもこだわりがあるようだ。初めに断っておくが、私は「スクリーン」が好きである。学生時代からたくさん投稿も採用してもらったし、古い映画を大切にする姿勢も好きだ。しかし、その頑固なまでの読みへのこだわりが、最近ちょっと、気になるのだ。以下、後者が「スクリーン」の表記である。
イライジャ・ウッド →イライジャー・ウッド
イアン・マッケラン →イーアン・マッケラン
ケイト・ブランシェット→ケート・ブランシェット
とりあえず「ロード・オブ・ザ・リング」出演者だけ数人、抜き出してみたが、あげていくときりがないくらい、一般表記と違ったものが多い。他にもいくつかあげてみよう。
ペネロペ・クルス →ペネロペ・クルズ
キャメロン・ディアス→キャメロン・ディアズ
レニー・ゼルウィガー→レニー・ゼルウェガー
サルマ・ハエック →サルマ・ハーイェク
ハル・ベリー →ハリー・ベリー
トビー・マグワイア →トビー・マッガイア
(ペネロペとキャメロンの綴りの最後はzである。これを「ス」とするのが一般的なのはなぜだろう?)
これでも、ほんの一部である。興味があったら一度、「スクリーン」を読んでみて欲しい。見覚えのない表記がたくさん出てくるはずだ。多少の違いは仕方がないとしても、もう少し統一できそうなものである。例えば今手元にある「スクリーン」を見ると、本文中の特集に「ハリー・ベリー」がいて、裏表紙の映画広告に「ハル・ベリー」の名前がある。これでは、両者が結びつかない人もいるのでは?特に外国映画に不慣れな人だったら、そうである。
この業界で少しでも統一しようという動きはないのだろうかと、興味津々な今日この頃。ここまで気になりだしたのも自分が「CINEMA DIARY」をつけだして、表記の統一に苦労しているからなのだが(苦笑)。
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